11月 2017

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まさかこんな人生になるとは思ってもいなかった。 今の境遇は自分が自分で選んだ結果のようでもあり、人の出会いと偶然の積み重ねで 出来上がったようでもある。しかしよくよく考えてみるとどっちに転んでもこうなるように なっていたようでもある。 この先、どんな人生になるのやら皆目分からず、良い事も 悪い事も、過酷な現実に出くわす事もあろう。 でもそれは、こうなるようになっていたのであれば、すべてを受け入れるしかない。 それが運命に対する対処法と心得、それに従いつつも、自分なりに精一杯のことを 続けるしかない。 たとえ困難に陥り、不本意な状況に身を置いたとしても、ヤケになって 自ら不幸を招くようなことだけは避けたい。 悔いを残さず、最後の最後に、あ〜、生まれてきて良かったと心から思える人生であったと したら、この上ないことではなかろうか。 空手の辛い稽古を通じて、子供達にも、そんなことを伝えられたらと思っている。

この先が不安で、いまいち心が晴れなくても 子供の受験が心配でたまらなくても 変な夢を見て寝起きが悪く不吉な予感がしたとしても それでも穏やかに慎ましく生きる人は絶え間ない不安とともに成功を追い求める人達よりも より多くの幸福を得る事になるとアインシュタインが95年前に言っていた。 5歳まで言葉を喋らなかった彼が23歳でスイス特許局の3級技術審査官として働きだしたら 親として一安心だったろう。しかしその子は、それだけではなく博士号を取る為にあくせく 論文を出し続け、ようやく30歳で名誉博士号を得て大学の助教授に転職するとは思って なかったに違いない。 3歳まで喋らない子供はたまにいる。それでも親は心配なのだから5歳まで喋らなかったら ご両親はどれほど心を病んでいたことでしょう。 その子供が35歳の時に第1次世界大戦を経験し43歳でノーベル物理学賞を取るとは。 今、子供達とその親御さんを診ているとみんなと同じことで安心感を覚え、少しでも違う ところが見つかると親御さん自身が不安になったりもする。 しかし、子供はどう化けるか分からない。 日本にアインシュタインが育つには、塾で詰め込み過ぎずもっとゆっくりとした土壌が必要だ。

中学1年生男子が中学1年〜3年生の部の試合で三位に入って喜んでいたら、一転した。 期末テストが思いのほか悪く、親御さんが「次の中間テストで同じような点数を取ったら 空手を辞めさせる」と言ってるという。 確かに空手においては才能があって素直だ。このままやらせてみたら2年生、3年生で まだ伸びしろはありそうだ。ただ勉強が出来ないようでは本末顛倒。 ということで中間テストまで、中学一年生達は夜の空手の稽古はさせず勉強に専念させる ことにした。まずは1年生3人と、英語の勉強会を始め、自分達の勉強方法を聞いてみた。 最初の彼らの印象は「甘い! 」。これでは100点は取れない。私の教え方は100点を いかにして取るかというやり方なので、面食らったと思う。 それと冒頭伝えた事は、毎回の テストに本気度が足りないこと。 そこから理解させて行くことにした。 長男の医学部受験 のやり方、そのままをこの子達にさせるのだ。 彼らの能力は医者になった長男と何も違わない。 違うといえば、集中力と持続力。これくらいなのだと、これも本人達に伝えた。 「先生の言った通りにやれば、君達は毎回100点を取るだろう。 どうするやってみるかい?」 空手の為に成績が下がったなど、あってはならないこと。ならば空手をやりながら成績を 上げて上げましょう。 家でやってきたことだけど、空手クラブの子達にもやらせてみるか。 この先の彼らの受験が楽しみだ。 さてと、「100点が普通だ」と彼らにも実感させて あげるとするかな。

火曜の朝からサークルスクエアが接続障害を起こし会員専用サイトの閲覧が出来なく なっていた。まあ、よくある話だから午前中はかかるだろうと思っていたら夕方になっても 閲覧出来ない。さあ、困った。そのサイトを運営している会社に電話しても受付の女性は 恐縮しきって謝るばかり。こちらは謝って欲しくて電話しんじゃなくて、いつ頃復旧する のか、その目安を知りたかっただけなのに。しかしその受け応えが精一杯だったのかも しれないと気持ちを切り替え、待つことにしました。しかし待てど暮らせど復旧の目処どころか 逐一の状況報告もないので、ネットの苦情を見てみた。みなさん目処が立たないことに いら立ちはじめている。そうか、ならしようがないや。開き直って考えるしかなさそうだ。 あって当然のものがなくなると、その有り難みも分かるというもの。しかし困って ばかりはいられないから、他の手段を当たってみることにした。こんな時には思い当たる 2人がいる。 早速メールしてみた。やはり出来る2人だ。答えは同じだった。 なるほどと思いながら、この2人の能力の確かさと迅速な返答に感謝しきりだった。 そこで早速、クラブ活動.com で会員専用サイトを作り、その日のうちに会員にメールして そのサイトに登録して頂くことにした。このサイト、スマホ操作がし易く手軽さがいい。 水曜の10時半頃から水曜の夕方にかけての緊急措置だったけどいいものに出会えたかも。 あとはこの運用だ。それは自分で工夫してみるしかないけど、みんなに聞いてみよう。 私より面白いことを考え、私より上手く使いこなす人達がきっといるはずだから。 やはり、困った時に声かけ出来る人がいるというのは何と有難いことだろう。 そのことを再認識できただけでも、今回の一件は意味あるものだった。

今日10月8日は長津田地区からたまプラーザ地区まで幼稚園の運動会が花盛り。 小学校を借りて、ご両親らが一家総出で小学校の校庭に集まってました。 それと横浜市青葉区では神社のお祭りが其処彼処。新石川本部の前も人が溢れてました。 はっぴを着た方々が担ぐ神輿でいつもの道路は通行止に。迂回の道の先にはまた別の神輿が。 そんな10月8日、三連休の真っ只中の日曜日。稽古は変わらず行われました。 それにしても子供達は何て身体が柔らかいんだろう。

最近はずっと同じ事を子供達に伝えています。 この空手クラブで稽古をしていると否が応でも稽古場所に入ってから出るまでの間に 「ありがとうございました」を何度も言うことになります。 1時間や、1時間半の稽古でも、少なくても30回は言うでしょう。 土日とも来る子供は2日間で最低60回。 1ヶ月で240回。1年間で2880回。 3年半も土日に稽古に来たとすると、その子は10,000回を超える感謝の言葉を発していた と言うことになります。 でも実は、このあいさつは極普通にやっていることなのです。 奇をてらった特別なことではありません。 1年間も通ってみれば、これだけの回数を 子供なりにこなすことになる訳ですから驚きです。 だから、この言葉を使うことに慣れてきて スッと口から出てくるようになって来ると幼稚園の子供達でも、「ありがとうございました」 の達人になるという訳です。 幼児教育は7歳までと言いますが、8歳の子供でも12歳の 子供でも、あいさつが普通にできるようになると、何だか新鮮な気持ちになることでしょう。 たかが、「ありがとうございました」、されど「ありがとうございました」 毎週毎週、子供達の頭に刷り込んでいる、このおまじないが威力を発揮するのは10年から 20年後のことかもしれません。 これからの時代の荒波を乗り越え、生き抜くためにまた明日も 子供達にあいさつを教えてゆかねば。

英検3級は、中学生で取る生徒が少なくない。頑張れば高校生で二級も取れる。 「先生、エイケンって何?」って聞いてくる小学生がいた。 そんな中、小学四年生のお姉ちゃんと小学二年生の弟君が英検3級に合格していた。 来月には英検準二級を受けるらしい。 塾は行かず、家で勉強して合格していることが素晴らしい。 学業とはそもそも家庭環境によるのであって、小学校から私立に入れて何とかなるものでもない。 公立の小学校で塾にも行かず準二級、二級も夢じゃない。全ては親の考え方なのだろう。 この空手クラブで一番は横浜の聖光学院から現役で東大理科一類に入ったMASUKI君だ。 高校三年生の10月になってはじめて、そろそろ受験なので空手の稽古を休みますという。 あと4ヶ月で東大に入れるものかと危惧したが、それまでの模試判定全てに合格圏内。 たぶん、彼ならやるかもしれないなと思っていたら、3月に澄ました顔で現れた。 「合格しました」 飾らない一言が気持ちいい。そういえば彼も塾には行ってなかったっけ。 物理の研究をしたいらしい。秀才とは彼のような人のことをいうのだろう。 目指せMASUKI君。 目指せ小学二年生で準二級。 この空手クラブには勉強の塾に行く前に大事なことを教えている。

子供が医学部に合格したらゴルフを控えるのは当たり前だし、外食もせず、質素な生活に 慣れなければならない。家内も欲しい服やバッグをどれほどこらえて来たことだろう。 その子が昨日28回目の誕生日を無事に迎え、久しぶりに家に帰って来た。 病院の近くのマンションには帰ることも少なく病院で寝泊まりすることにも慣れたようで 少したくましくなって来た姿を見るのは何だか嬉しいものだ。だからいっぱい話をしたい。 半年ぶりだし募る話もある。さあ、食事を終えて話をしようと思ったら、スタスタと階段を 上がって自分の部屋にこもってしまった。 リビングにはいつものように私と家内だけが居た。 子供が帰ってくるのを心待ちにしていたのに取り残されてしまった。 何だか寂しい気がするけど男の子はそんなものだ。振り返ってみれば自分もそうだった。 親と話をするくらいなら友達と話をしていたい、そう思っていた。 「初期研修医を来年終えると、また大学院に行って四年間勉強し博士号を取るんだよね」と家内に 聞いてみた。 「そうじゃないの。そう言ってたから。」 家内も寂しいそうだった。 子供が部屋から出て来たのは25時を過ぎたころ。 私はゴソゴソとリビングで音がするのを聞いてるうちに寝入ってしまった。 若かりし頃、親が話し掛けてくるのがうっとおしく、つっけんどうな受け答えをしていたことを思い出す。 だからしようがない。集中治療室では寝る間もなく忙しいんだろう。 「また四年間、医学部大学院で勉強するのか? 頑張れよ。」そんな言葉をかける間も無く子供は 自分の道をひたすら歩んでいる。 大学院に通いながら後期研修医を終えて、晴れて一人前の循環器系内科医になるのは32歳のことだ。 「この先どこの大学院に行くのか?  」 「住む場所は大学院の近くにするのか? 」 「 今勤めている総合病院の集中治療室はどれほど忙しいのか?」 親として聞きたいことは山ほどある。 ハラハラドキドキさせてくれた過去が懐かしい。 地球があと何回、太陽の周りを回れば私は子離れ出来るのだろう。

9月3日の日曜日は朝から夕方まで横浜市内三ヶ所で昇級審査会でした。 初めての経験でいつもより緊張している子供達。 もう慣れてきた子供達。 帯の色が変わるごとに成長する子供達。 この審査会でいつも言うことは、今のこの経験が5年後、10年後に活きてくるという事。 空手を知ってから、我慢を覚え、少し辛抱強くなった子供達がいたとしたら、それに勝るものなし。 空手を覚え、風邪を引かなくなり、少しばかり身体が強くなったのであれば、それで良し。 帯の色が黒になったら、それはね、迷わず一つの事に集中し大きな山を乗り越えた証。 あれが嫌い、これは気にくわないと駄々をこね、全てを中途半端にしてきたキッズが 大きく成長した証。 澄んだ心をいつまでも持ち続けて欲しい。 いつまでも素直で元気な子供達でいて欲しい。 そんな思いを抱きながら審査会の席に居ました

8月26日,27日のサマーキャンプにまた100名を超える多くの子供達が集まりました。 この空手クラブの催しには、昇級・昇段審査会、試合、サマーキャンプ、クリスマス会があります。 何事も経験が大事だという思いから、我慢、怖さを日々の稽古や催しの中で経験するよう仕向けています。 子供達は、そのあとで出くわすであろう目前の痛さや辛さが、実は大した事ではないという事に気づき 学んで行きます。 もしそういう事を経験せず、周りの人達の言葉で妄想だけが広がり、自ら作り上げた 恐怖で自らをおののかせ、自分の大事な可能性を閉ざしてしまったら、それこそ本末顛倒です。 最近は親御さん自身が子供を叱る事が少なくなっているらしい。昔の日本はおじいちゃん、おばあちゃん が必ず孫にしつけを教え、仕事で忙しい両親を支えてくれてました。そんな大家族の中で揉まれる事は 大変有意義な事であり、まさにこの空手クラブが行っているしつけの根源はそこにあります。 今回も大家族の中で事故もなく、怪我もなく本当に楽しい時間を作り上げてくれたメンバーに感謝です。

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