1日を通して私たちは驚くほど多くの選択を重ねながら生きている。
朝からお茶にするか、コーヒーにするか、電車に乗る車両を階段の
近くにするか、先頭車両でいつもと違った風景に身を置いてみるか。
しかし多くは、いつも通りの飲み物を飲んで、いつもと同じ時間に家を
出て、同じ車両の同じ場所で吊り革をつかんでスマホを観ている。
1日は24時間しかないのに私は自分の習慣の中にずっと生きていた。
あ〜、今日もいつのまにか終わったなあ。
今日一日何をやったろう?
そんな日を私は何日もやり過ごして来てしまった。
でもせっかく生きているなら、一流を目指してみたい。
自分に出来るかどうか分からないけど、習慣を変えてみようか?
そう思ったのは28歳の頃だった。
自分自身の明日の為に。
明日をカッコよく生きる為に、変えてみよう。
それから34年。
あっという間の事だった。
今日、福井県で開催されたオープントーナメント不死鳥杯に三年生が
1人参加し、3位入賞を果たした。来年の全極真全日本チャンピオンシップ
への出場権を獲得。6時間半の長旅だったけどよく頑張った。
去年の5月から、この三年生は習慣を変えた。
明日の為に、そして明日をカッコよく生きる為に、習慣を変えた。
竈門炭次郎がいる限り、鬼殺隊に入ろうと思っている子供達がいる限り
私は鱗滝左近次で居てあげようと思っている。