医学部に入れることが はたしていいものか疑問に思えてきました。 我が子が複数の医学部に
合格した時は、こんなことは想像もしていませんでしたが、それが3年生で留年するとは。
3月17日、一通の書類が大学医学部学長名で送られ、成績不良により留年が決定したとの
通知を受けたのです。 医者のご子息なら こういうケースは稀でバイトをしなくとも親が
生活費、仕送りを十分提供するのでしょうが、そうでない場合は負のスパイラルに陥ること
も想定しなければなりません。 息子も大変ショックだったようです。小学校4年生から空手
道場に通わせ、それと同時に、医者を目指すため塾にも行かせて中高一貫の医学系に強い
学校を選び6年間、空手と塾と家での勉強の指導を続けてきて、何とか複数の医学部に合格
することが出来た訳ですが、親が出来るのは、ここまでです。医学部の大学生になってしまう
と、もう親の出る幕はありません。 親が導いてあげた路線を、この先どう歩むのかは本人
しだいです。あとは本人が学業に本腰を入れて精進してもらうことを祈るばかりです。
小学校、中学校、高校と一緒に取り組んできた空手と勉強。 過去を振り返ると懐かしく
もあり、息子のいたいけながんばりに今でも胸が熱くなり、目頭がうるうるしてしまいます。
よくがんばったから、もう好きにしなさいという気持ちと、あと少しで医者になれるんだから
、がんばるんだよという相反する複雑な気持ちが沸いて昨晩は浅い眠りになってしまいました。
いずれにしても、これからは自分の人生だから、この先は自分で切り開いて行って欲しい。
いつでも相談に乗ってあげるから。 生きていくすべは自分で掴み取るしかないんだからね。