NHKのプロフェッショナルで天野篤先生を取り上げていました。天皇陛下の執刀医であったことから一躍有名になった
方です。県立浦和高校から3浪して日大医学部へ入られた方で、現在は順天堂大学の心臓血管外科教授。
人の命を預かる真摯な態度に頭が下がる思いでした。 「一途に、一心に」物事にあたって来たかと自分の人生に対し
聞かれると、心にむらがあって、真摯な行動とは程遠いものであったと答えるでしょう。 とは言え、この先、少しでも、
恥ずかしくない生き方をして、人の為に尽くす人生でありたいと思います。 心が焦ると言葉に表れ、余裕がない自分に
気づきます。 そんな時には、この言葉を思い出して「一途に、一心に」、そして誠実に活きて行きます。
ところで今日店頭に出た「週間ダイヤモンド5月19日号」には中高一貫校ランキングなるものが特集されてました。
中でも「医学部合格力ベスト100」に目が留まったのでざっと見てみました。するとやはり有名どころが上位を占めている
のですが医学系はやはり小学生の段階で方向をはっきり打ち出さないと難しいように思えます。単に東大に入りたい、
京大に入るというのではなく医者になると言う意識をもって、そこへのプロセスを早期に創るということです。ちなみに東京、
神奈川地区でベスト100に入っているのは開成、筑駒、聖光、栄光、駒東、巣鴨、豊島岡女子、海城、麻布、桜蔭、女子学院
、暁星、公文国際、浅野という順です。優秀な高校でも医学部には強くなかったり、またその逆に東大、京大合格人数は
少ない割りに医学部に強い高校であったり、はたまた私学の早慶に強い高校であったりするのです。以前にも書いた
通り医学部に入るには、付属高校に入るパターンと一発受験で入るパターンがあるのですが、後者では小学校4-5年生で
目標を明確にして中高一貫校の情報分析に入らねばなりません。公立高校から医学部に入るには相当な能力が
要求されるので、それが近道のように思えます。前述の天野先生ですら県立浦和高校から医学部を受験されて3年も
かかったことからも、そのように言えるのではないかと思います。お父様は国鉄職員だったそうです。