1月 2013

  /    /  1月

私はドラえもんの気持ちでいつも子供達を看てます。そしてドラえもんに長けておられる横山泰行さんのドラえもん 考察はいじめ問題に対する捉え方としても参考になると思えるのです。    そこにはこうあります。 グズでノロマで無気力な弱い男の子の代表であるのび太は大の泣き虫。おばあちゃんはそれを観て「転んでも転んでも 一人でおっき出来る強い子供になって」と嘆願され、「ぼくダルマになる。約束するよ、おばあちゃん」と幼稚園児ののび太 は答えました。やがておばあちゃんが亡くなってのび太が小学校4年生の時。ドラえもんが未来の世界へ帰らなければ ならなくなりました。帰る前の晩のこと。のび太とドラえもんはなかなか寝付かれませんでした。月の美しい晩でした。 二人は思い出のいっぱい詰まった土管の広場を散歩する事にしました。ドラえもんは未来の世界に帰るにあたって 「ジャイアンやスネ夫にいじわるされても、やりかえせるだろうか」、「一人で勉強できるだろうか」と気になることを のび太に聞きます。するとのび太は胸を張り「ばかにするな! ひとりでちゃんとやれるよ。約束する!」と断言します。 そんな言葉を耳にするとドラえもんはホロリと大粒の涙を流し「ちょ、ちょっと、その辺を散歩してくる・・・」と言って その場を離れます。しばらくするとジャイアンが鼻提灯を膨らませながら寝ぼけて土管の広場あたりに現れました。 ジャイアンはのび太の姿にハッとして「おれが寝ぼけてるところみたな」と因縁をつけ胸倉を掴んできました。のび太は いつものようにぶっ飛ばされました。何度も何度も立ち上がってはのばされました。しかし「ぼくだけの力で君に勝た ないと・・・ドラえもんが安心して・・・帰れないんだ!」と絶唱し執拗に戦いを挑みました。やがてジャイアンは 「やめろってば、悪かった。俺の負けだ」と白旗を上げていました。 のび太が生来持っていた戦う勇気という心は 委縮して眠ったままの状態だったのです。のび太はドラえもんの日々の献身的な子育て愛とダルマさんになる! というおばあちゃんとの約束によって何度も挫折しながら立ち上がることが出来ました。のび太は覚醒して行く闘う心 が一歩一歩強化され、しなやかな男の子へと成長していきました。 私は、こんな子供たちであって欲しいと思っていると、今日、2011年10月に起こった大津市の中学生いじめに関する最終 報告書が大津市長に渡されましたとのこと。 1年と3カ月経って今ようやく。  私は、一人でも多く、のび太のような子供が秘めた能力を覚醒してくれることを願って病みません。  弱い子のために。 グズで、ノロマで、泣き虫の子供たちのためにこの空手クラブはあると思ってます。

「私は幸せを自分のものにしようと追い求めてきた。  そそり立つ樫の木や揺れるブドウの藪を横目に。 丘を越え 谷を渡り 野を走り 野原を抜け 私は幸せを追った。 私は急流を必死で渡り ワシが鳴く断崖をよじ登り あらゆる大地と海を旅して歩いた。 しかし私はいつも幸せを取り逃がした。 終いに私は疲れ果てて 目まいがし もはや追えなくなっていた。  そしてうらぶれた岸辺に腰を下し 私は身体をやすめることにした。 ある者が食べ物を  ある者がお金を求めてやってきた。 彼らの痩せた手のひらに 私はパンをのせ 金貨をのせた。   そしてある者が思いやりを ある者が休息を求めてやってきた。 私は彼らに可能な限り分け与えた。 するといつしか 私は満ち足りた思いの中に居た。   私の足が踏み入れるのを あらゆる道が待っている。 明るい道  暗い道  生きている道 死んでいる道  広い道  狭い道  高い道  低い道  穏やかな道  病んでいる道 今、私は自分で歩きたい道を歩くことが出来る。 素早く あるいはゆっくりと。 そして 私は知るだろう。  どれが良い道で どれが悪い道なのかを。」 先日、読んだ本にはこんな道の話が書いてました。   今、新幹線で横浜に戻る途中。  果たして良い道と悪い道が分かる人がどれほど、この世にいるのだろう。 そして自分はどうだろうと 考えていたら、うとうとと つかの間の眠りについてしまったのでした。 電車の振動はゆらぎの世界。 私は、いつも このF分の1ゆらぎの世界に浸りながら 深い眠りにつくのです。

極真空手を始めて9カ月。小学校1年生としたら強くなってきた。そして耐えることも、やり返すことも経験して来たから いじめには抵抗力もついてきたことでしょう。学校で、いじめという言葉を気にしないですむようになってくれればという 気持ちでここまで指導もして来ました。今年の7月、暑い盛りに、すすき野小学校の体育館で内受けが出来ず、 泣きじゃくっていたのを稽古を中断し、体育館の外でなだめたこと。 自分より小さな子供のパンチを受けて、痛さよりも びっくりして泣いていた姿。 女の子の蹴りを顔に受けて泣いていた姿。 そんな日々ばかりが頭を過ります。 何度も何度もいろんな壁がありました。 でも、どんなことがあっても、翌日には、いつも明るく、笑顔でいる1年生。 この先、どんなことがあっても何とかやっていけるのではなかろうかと、ほのかな期待を込めていつも看ています。 短期教室は1月3日から始めたので今日が始まりという感覚ではなかったのですが、多くの子供たちにとっては、5日の 今日が稽古の初日。 そんな初日にまた、この子の泣き顔を見ました。  泣いても何も始まらない。だから打ち返せ。やり返すんだよ。 という思いで見ていたためか稽古が終って泣いてるこの子を 膝の上に抱えて話しているうちに、こちらも涙がでそうになりました。  本当に強い全日本クラスの四年生のミットを持つだけでも大変。その彼のパンチをみぞおちにくらっては泣いてあたりまえ。 なので彼とスパーリングをした三年生も泣く寸前。 しかし、こんな上級生に巡り合えた幸運を感じて欲しい。  こんなにうまく、そして強い四年生は、廻りを探してもいません。 そういう相手が自分を強くしてくれていることを分かって 欲しい。 心を鬼にして、叱咤激励をするのが私の役目。決して涙目は見せないようにしないと。 でも子供たちのがんばる姿には心が動いてしまうのです。

Close

極真空手道場|極真会館 横浜田中道場|横浜・青葉区‐あざみ野、たまプラーザ、江田、鴨志田、鉄町、大場町、桜台、みたけ台、青葉台、藤が丘、黒須田、荏子田、すすき野、市ケ尾、元石川、新石川、長津田、長津田町、十日市場、つきみ野、すずかけ台、南町田、つくし野、恩田、田奈、川和、荏田、荏田西、川崎多摩区生田、南生田、川崎宮前区菅生、犬蔵、水沢、三田、初山、潮見台、川崎多摩区長沢、東百合丘、王禅寺、護身術、空手教室、キッズカラテ

お電話・ご予約

田中空手クラブ新石川道場

〒225-0003 横浜市青葉区新石川4-32-12

エスポワールMK B1

E-mail: amino1958@ezweb.ne.jp

Tel. No.: 080-6781-6658

About