教育熱心なママ達は子供が小学校四年生くらいになると中学受験で焦り出してくる。
クラスの誰々が、どこの塾に行きだしたというのが若いママ達には関心事のようだ。
確かに首都圏の御三家に入るなら四年生くらいから集中して行く習慣をつける必要がある。
また中学受験に取り組むのであれば、ゆとり教育からなるべく早く脱皮した方がいい。
とは言え、偏差値が、どれほどの学校を選ぶのか?
何でそこに行かせたいのか?
将来の仕事はどんな分野を望んでいるのか?
少なくともこれらの事は親子で話し合いが持たれないとならない。
仮に合格したとして学年では 2:6:2 の何処に位置するのかも大事な事だ。
背伸びをすると入ってからクラスの授業についていけず退学となる事もある。
今年、医者になった長男の言葉を借りて言うと中学受験と医学部6年生の卒業試験が
最も辛かったと言う。だから中学受験を軽く見てはいけない。
前者はまだ子供の身体と子供の頭に急に様々な事を詰め込み睡眠時間を削って
勉強に励むだけに親にやらされている受験となって、終わりが見えない辛さがあるのだ。
後者は今までの医学の総まとめの3日間の試験なので体調を崩す学生も出るほど辛い。
しかし毎年各大学医学部は医師国家試験合格率を上げるために成績が悪い学生を約3%
(2016年では全国で325名が留年している)は卒業させないのでそのプレッシャー
は大変なものだ。
つまり受験とは体力と精神力で決まると言っても過言ではない。
中学受験とは、まさにこの2つを備えないとならないのだ。
私は長男の医学部受験の時も高校2年生まで空手を続けさせた。
体力勝負に備えるためだ。
また勉強にメリハリを付け短期集中の習慣を付ける為でもあった。
勉強をしだしたら火事があっても地震が起こっても関係ない。
それほど勉強に集中し、長時間の試験に耐える体力と冬場のインフルエンザと風邪に
かからない免疫力を日頃から備える。
これが出来たら受験の結果は予想通りとなる。
文武両道で医学部受験に成功させる道は切り開いてある。
あとは周りの噂に惑わされず、頑なに信じて行けば願いは叶う。
決して神仏だけに頼るべきものでもない。