正中線を狙うといい、へそ下指三本のところの丹田は生命の根本だと伝えている。
常に腰を正しく据えて下半身を安定させ、上半身は力が抜けた自然体にする。
力強い下半身としなやかで柔らかく美しい姿勢を創るのが空手道。
拳のにぎりは小指と薬指を強く握り、他の三本は柔らかく握る。
三戦立ちは内八字を保ち、左足の親指の一直線上に右足のカカトがくる。
拳は肩の幅、肩の高さに位置し肘はやや内側において肘と脇の間には
卵一個が入るくらい空けておく。
剛柔流は、しこ立ちで、極真はつま先を前に向ける騎馬立ちとしている。
空手は中国福建省から沖縄に伝わって剛柔流、松濤館、糸東流となって本土に入ってきた。
和道流は唯一、本土で創られた流派だ。
この4つの空手流派のうち極真は剛柔流をベースに基本、移動、型稽古が創られた。
型稽古で最初に習得してもらう太極、平安は松濤館のもの、その他の型は剛柔流のものだ。
足技太極や、円運動を取り入れた平安の裏は極真独自のもので、臥龍も極真しかない型。
私がこれからみんなに伝えて行こうとしてる極真以外の型は
「壱百零八手」、「久留頓破」、「雲手」の3つ。是非この型を習得して沖縄を感じて欲しい。
とはいえ、ここは極真の道場。極真稽古がベースであることに違いはない。
ただ私が昔、習った剛柔流の素晴らしさも合わせて大事に伝えて行こうと思っている。
あと3年で2020年。
その頃、東京はオリンピック一色になっている。
世界一のチャタンヤラクーサンクーはもう其処にある。