卒業式が終わり、元気いっぱいの一年生が加わる心弾む季節になった。
街に若葉が溢れるように、子供達の元気な声はどことなく春めいている。
卒業式の貴重な別れの経験を重ねて人は成長して行く。
そして新しい出会いにワクワクし、戸惑いながら人は成長して行く。
子供心に「4月になったら」と期待し、あれも、これもやってみたいと
密かに、小さな挑戦をしてみようと思っていただろう。 新しい自分に
掛けてみたくなる季節。 この子供達が無理なく新たな可能性の扉を
開く事が出来るように、この空手クラブも取り組んでみたいと思っている。
年長さん達が一年生になり、六年生が一年生になるこの季節。
ワクワク、ドキドキのそれぞれの夢の実現を応援したい。
この子供達が生まれた時、親御さん達は涙が出るほどの感動を味わった事
でしょう。その子が歩いたと言えば喜んで、何かを喋ったと言えば目を細める。
そんな毎日を子供達はくれました。どんなに貧乏しても、どんなに仕事で嫌な事
があっても、生きる元気をくれたのは、この子供達。
テストの点が悪くても、学校でイタズラばかりが目立っても、この事は忘れまい。
どんなにひどい目に出あうとも、あの子も、この子もみんなに元気をくれる為に
産まれて来た子なのだと思い知る。