子供は成長し、いずれ親元を旅立って行くものだ。
幼稚園で泣いて帰って来た日の事も
学校を早退し、熱にうなされながら寝込んでた日の事も
中学受験で第1志望校に落ちて第3志望校に行く事になった日の事も
浪人生となって目標の大学の合格発表に涙した日の事も
どれもこれも、昨日の事のように思えてしまうもの。
あなたの命に代えても、それでもその子が欲しいですかと言われれば
誰もが、「もちろん」ですと答えるはずだ。
親の子離れは、辛く耐え難い。 でも、あえて子供と適度の距離を保って
子供を客観的に観なければならないのだ。 子供が泣こうが駄々をこねようが
後ろを振り返ってはならず、「ヨシヨシ、さあおいで」と甘えさせては
その子の為にはならない。
何を見つめ、何を喜び、何の為に汗をかき、何故泣いているのか遠くで眺めていよう。
苦しい中で人は成長し、苦労の日々が本物の人を作り上げてくれると信じよう。
子供達よ、さあ外に出よう。世界を観よう。そして真実を見よう!