出番
若い頃、無茶をしていた人が、いつの間にか落ち着いて、いい仕事する ようになる。などという事はよく聞く話しです。しかし最近は一つヘマを したり、何か事件を犯すと寄ってたかって潰しにかかる風潮がある。 材木をいい状態で使うには、何ヶ月も何年もその土地に寝かせて風土に 馴染むまで、ずっとそこに置いて呼吸をさせてやらねばいい仕事は出来ない。 待って待って、まだ待って、今だなって見極めがつくまで待たねばならない。 人も同じ。春夏秋冬で、この子達がどう息をして、どんな悪さを覚えて どうやって生きて行くのか、じっと見守ってあげたい。 何でもすぐに結果を追い求めては大器晩成は生まれない。 自分を整えるには何と時間のかかる事か。 最初からきっちりとした枠組みに嵌める生き方は、いずれどんずまって壊れてしまう。 心の奥底で、よしそろそろ出番が来たかと思えるその時まで、じっと待つことが 大器の人を創る。
宝物
大きな声で喋る浜井相談役には内緒話は似合わない。その豪快さが心地よくて たまに時間を頂いている。そして焼酎炭酸割りがあれば、楽しい時間があっという間に 過ぎて行く。思えば、そんな時がもう6年半も続いている。 最初の出会いから、この雰囲気は何も変わらない。同じ話を何度も聞いたけど 私はそれでも嫌にならずまた聞きたくなる。そういう方に出会えた事に感謝。 そして最初の出会いから欠かせないのが、先日のJFKO全日本に51歳で出場した 菊◯さん。何と3回戦まで進んで26歳のロシアチャンピオンに負けたという スーパーマン。あと9年一般部の試合に出るというから凄い。 そして今日はもう一人、千葉から二時間かけて気があう人が来てくれた。私はこの人の 空手家らしくない、ごく普通の人柄が好きだ。 飲むといろんな話が相談役の口から嵐のように飛んで来るので、何が何だったのか ハッキリとは思い出せない。ただまた会いたくなる。会えば嵐のような会話が 右の耳から入ってきて、頭の中をぐるぐる回ってると別の話が左の耳から飛び込んでくる。 確か今年からまた不動産業、飲食業に出て行くとか。内緒話にしては声が大きい。 相談役は事業感覚はいまだ健在だ。仕事の話、総裁の話になるとさらに声は大きくなる。 空手家でありながら、菊◯さんも社長だ。何ていう方々だろう。みんな素晴らしい。 何とも気のおけないこの方々との時間が私は大好きだ。
審査会
年に4回、審査会を行なっています。2月、5月、8月、11月に毎回、約70名 の生徒が受審されるので、一年間で280名ほどの人が審査を受けに来ています。 ご父兄の方々も合わせると、その倍ほどの人が集まっていたことになります。 そして、審査会が行われた5月13日は母の日でした。 当たり前のことに感謝出来る子供達であって欲しい。そしてお天気の日に遊びに連れて 行ってくれた人を想い、雨の日に傘をさしかけてくれた人に「ありがとう」を言える人に 育って欲しい。
母の日
2018年全国一斉母の日テスト」の問題はそごう・西武の特設サイト にPDFデータで配布されているので、少し試してみた。 生年月日はかろうじて覚えている。ところが干支や星座、好きな食べ物となると もう怪しい。母が最近嬉しかったことや、私に言われて一番印象に残って いること、私を誇らしいと思っていることなど、全く分かっていない自分がいた。 実は母のことは気にかけて居ながら大事な母の事は何一つ知らなかった。 来週日曜日は母の日。 自分をこの世に産んでくれて、育ててくれた母に感謝する日。 自分の人生を犠牲にして育ててくれた人にありがとうを言う日。 そんなことを子供達にも伝えてあげよう。 幾つになっても母を大事にする子供であって欲しい。 それは空手の試合で勝つことより大事なこと。 そんなたわいもないことを大切に伝えていきたい。