ミス・マープルの女優は何度か代わっている。
アガサクリスティーのドラマが好きだ。 英国の推理、ミステリーが面白い。
シャーロックホームズも何とも言えない面白さがある。
2015年1月30日 82歳で味のあるミスマープルさんが旅立っていた。
知らなかった。
岸田今日子さんの吹き替えもいい。 味があった。
その女優さんが急に居なくなってしまった。
みんな、その日をいつかは迎える。
でも突然すぎる。
忙しい時にその日は来る。 えっ、その日は予定が、、、っていう時に突然訪れる。
でも、私は必ず行く。
お別れをしなければ気が済まないからその人に別れを言いに行く。
そんな日は重なるものだ。 でも行く。 別れを言わねば、、、。
急に人は居なくなる。 姿を見せなくなる。 それも忽然と、、、。
人は必ず旅立っていく。
万物は日々生成発展している。
病も老いも、そして死さえも生成発展の姿なのだ。
子供が好きで、子供が欲しくて、「おめでたです」と言われ
やっと授かった赤子が一月もせず旅立つこともある。
来る日も来る日も仕事は手につかず、ただ祈る日を過ごして、やがてその日を迎える。
家では、色とりどりのものが赤子のためにと色どられている。
妻は、そんな家に帰らねばならない。
でも人間は忘れる力を持ち合わせている。 そんな時にはそれに掛けるしかない。
人には思い出したくないことが一つや二つはあるものだ。
しかし、そんな落ち込んでいる人を思い、その部屋の色とりどりの赤子のベッドやおもちゃを
かたずけてくれた人がいることを忘れてはならない。
どんなに辛く、涙ながらに、その可愛い、いたいけなその子供服を袋に詰め
どんなにか楽しい日々が待ち受けていることかとワクワクしながら買ったおもちゃも
決して見せる訳にはいかない。
捨てないとならない。
妻には見せることは出来ない。
心を閉ざした妻を思うと全てを元に戻さないといけないと思って仕事どころではない夫もいる。
そしてみな、心に住み着いた悪魔を忘れようと生きて行く。
この世に神様は居ない。 そう思う時もあっていい。
でも、あなたを思い、あなたを気遣い、あなたの心に少しでも安らぎを与えようとする人がいることは
忘れてはいけない。 あなたが苦しみを味わい、いつの日かそれを話せる日が来る日まで、きっと
その人はそばにいてくれるはずだから。
言葉ほど頼りないものはないのに、人は言葉によってしか、お互いの心を確かめられずにいる。
私の心は震えている。 でも、もっと震えている人を何とかしたい。
まだ私は生きている。
だから言葉で伝えて行こうと思う。
あなたをいつまでも思っていると。