中学1年生男子が中学1年〜3年生の部の試合で三位に入って喜んでいたら、一転した。
期末テストが思いのほか悪く、親御さんが「次の中間テストで同じような点数を取ったら
空手を辞めさせる」と言ってるという。
確かに空手においては才能があって素直だ。このままやらせてみたら2年生、3年生で
まだ伸びしろはありそうだ。ただ勉強が出来ないようでは本末顛倒。
ということで中間テストまで、中学一年生達は夜の空手の稽古はさせず勉強に専念させる
ことにした。まずは1年生3人と、英語の勉強会を始め、自分達の勉強方法を聞いてみた。
最初の彼らの印象は「甘い! 」。これでは100点は取れない。私の教え方は100点を
いかにして取るかというやり方なので、面食らったと思う。 それと冒頭伝えた事は、毎回の
テストに本気度が足りないこと。 そこから理解させて行くことにした。 長男の医学部受験
のやり方、そのままをこの子達にさせるのだ。 彼らの能力は医者になった長男と何も違わない。
違うといえば、集中力と持続力。これくらいなのだと、これも本人達に伝えた。
「先生の言った通りにやれば、君達は毎回100点を取るだろう。 どうするやってみるかい?」
空手の為に成績が下がったなど、あってはならないこと。ならば空手をやりながら成績を
上げて上げましょう。 家でやってきたことだけど、空手クラブの子達にもやらせてみるか。
この先の彼らの受験が楽しみだ。 さてと、「100点が普通だ」と彼らにも実感させて
あげるとするかな。