小学校の四年生くらいになると、周りの人に流されて進学塾に通わないといけない
と思う親御さんが増える。公立の学校に行けばいいものを、「みんな、行ってるのよ」
と言いながら、高い授業料を払い続けることになる。開成、麻布に行ける学力があれば
その子の将来に投資してあげたらいい。しかし、中級クラスの私立に行かせるので
あれば、近くの公立中学校がいい。 それが分からず盲目的に中高一貫校に行かせないと
周りから出遅れてしまうと焦るご父兄は少なくない。医者や上級国家公務員、弁護士に
させるためならばまだしも、そうでなければ決して安くない進学塾の塾代は自身の
老後の資金に残しておくべきだと思う。子育ての真っ最中に老後のことなど考えられない。
と思うかもしれない。そろそろ目を覚まさないと。
進学塾に何故通わせないとならないのだろうか?
並や、並以下の私立に何故通わすのだろうか? 全く馬鹿らしい。
中学が公立で何が悪い? 今や、如何に我が子の授業料とマイホームローンを両立させて
行くのかが三十代、四十代のご父兄の関心ごと。 サラリーマンなら55歳で役職定年を迎え
年収が大幅ダウン。これからっていう時に収入が減る訳だからそれを考慮すると子供は
公立校に行かせて、預金を増やさねば。
この空手クラブはそもそも長男に教えていた流れでその当時のやり方で空手を教えている。
今、長男は医者になって3年目。子供を医者にするには、ざっと毎年外車をキャッシュで買い、
それを6年も続ける。これで医者の卵になる。
今の反省点は、公立に行かせるべきだったということに尽きる。
もし中学、高校、大学医学部を公立校に行かせていたら、約4000万円の預金は
手元に残っていたことになる。 盲目的な私立学校崇拝は意味をなさない。