昨日、3月16日の月曜日は第114回医師国家試験合格発表があった。
毎年、見ているのは東大、京大の既卒者の合格率。間違いなく大学受験の
時は断トツの秀才の集まりが東大医学部、京大医学部。けれどその120名
程の秀才の集まりの中に毎年4、5人が医者になれず国試浪人組になって、
その国試浪人組の中の半分は医者の道をあきらめている。今年の試験結果では
東大新卒者合格は100人中96人96.0%、既卒者15人中9人60.0%
京大新卒者合格は111人中106人95.5%、既卒者11人中5人45.5%
ところが私立全体の既卒者の合格率は77.1%と高い。
人生はこれからだ。ちょっとしたつまづきなんて気にするな!
昔は年の瀬に行倒れの人がいたもんだ。食べる物がなくなっちまったのか、
冤罪で世間の目を避けて酒に溺れたのか、一世一代の恋愛に裏切られた
のか、昔はよく行倒れが転がっていたもんだ。ところが最近の日本人は行儀
よくなり過ぎて失敗に耐える免疫が足りないようだ。 ただ運命に抗わず、
それを前向きに受け入れるしかないだろう。 そんなつまづきに感謝でも
した日にゃあ、人生は好転間違いなしさ。
そんな事を考えていたら、富士フィルムのアビガンの有効性を中国が臨床
試験で確認したというニュースが飛び込んできた。あ〜、失敗した。株を
買うか迷っていてまだ買ってない。土曜日にブログに書いておいたのに
一歩出遅れちまった。つまづいちゃったよ。もう人生も終わりだ。行倒れにでも
なるしかない。あっ、でも、ちょっと待てよ。
臨床試験で効果があったという事は、世界中の人が安心するぞ。
ん〜、これでオリンピックは開催されるな。これで世の中は間違いなく好転
する。よかったよかった。今日の空手教室に来た子供達、南アフリカの
カイさんを怖がっている子供達。そんなチビ達にはちょっとした事でめげない
耐性を植え付けてあげないとな よし、明日に乾杯だ〜。