が書かれた短冊がいっぱい。 子供達の願いと家族の幸せを願う思いに心が温かくなりました。 七夕はもともと中国から
伝わった風習です。 乞巧奠(きこうでん)と言って 七月七日に湖南省の女性達が針に五色の糸を通し庭に酒や
瓜の実などを供えて裁縫の上達を願ったことが始まり。 日本では平安時代に宮中の年中行事の一つだったようです。
でも旧暦の7月7日だから今の暦では8月19日ころ。 昔は梅雨があけて暑さも峠を過ぎたころに行っていたのですね。
中国の湖南省の8月中旬の気候は酷暑そのものです。街は日本の田舎とそっくり。でも湿度≒80%、気温40℃にも
なるから盆地特有の暑さの街です。6世紀の中国で始まった夏の行事が日本に伝わって、織姫と彦星が天の川を越えて
再会できる年に1度の日になりました。中国では針仕事をなりわいとする女性たち(織女)が裁縫の上達を願うための
お祭りでした。 そのため習字を含め、裁縫、工芸などの芸事が上達しますようにというお願い事にはごりえきが
ありそうですがーー、と思いながら一つ一つの短冊を眺めてみますと、そこには純粋な子供達の心がいっぱい。
「早く人間になりたい」、「ウルトラマンゼロになれますように」ーーー。 でも残念ーーー。ウルトラマンゼロは難しいかも。
たぶん書いた子供はウルトラセブンの子供じゃないだろうし、それは無理です。それに5900年も生きないといけない
から止した方がいいです。 それに、そういう願いは、そもそもかなわないかも。 45年前に同じようなことを書いた私が
、まだウルトラマンになれてませんから。