子供の潜在能力は無限です。 今から32年も前に百瀬昭次さんという方が出版された「君たちは偉大だ」という
本があります。漢字には仮名もふってあるので小学生でも読めるように配慮されてるものです。しかし、大人が
読んでもいい内容です。 子供たちは 太陽と栄養があれば すくすく育ちます。 私は空手を通して 子供たちの
好奇心を大事にしながら、もともと内に秘めている能力を引き出してあげるのが務めであると考えてます。
ナオヒロ、ユウト、ハルト、ショウヤ、ハルヤ。年中さんから小学校三年生までのお子さんを預かり、ご両親の思い
(子供に変わって欲しいという期待を込めた思い) を言葉の端端から読み取りながら、私なりに子供たちに接して
います。 子供たちは純粋で、好奇心旺盛。 導き方で如何様にも変わってしまうのですから 一人一人の表情・
言葉・稽古姿勢をつぶさに見て行かないと小さな成長を見逃してしまいます。成長したらすぐ褒める、そして次の
レベルの課題を出していく。 今まで私は自分の子供を含めて、子供たち一人一人にそのように接してきました。
これは導く側の真剣度で決まるものでもありますから、一瞬たりとも子供たちの動き・感覚を見落とすことは出来
ません。 また土曜日、日曜日 そんな子供たちに会えるのが楽しみです。子供たちの成長を見るのが楽しみなの
です。裏拳廻し打ちや、のがれの呼吸などの呼吸法も子供には難しいものでも、いつしか子供なりに出来るように
なってきている過程を見ると、子供の可能性は大人の想像を上回るものだと痛感します。 子供たちは偉大です。
一人一人が、畑に撒いた種が芽を出して行くように、すくすく伸びて行く姿を見守りたく思います。
それから最後に、一般で入って頂いてるコバヤシサン。 いつも空手に真摯に向き合う姿勢に私も恥じないようにしよう
と元気づけられています。 感謝の気持ちを持って、私に出来ることは何なりとさせて頂こうと思っています。
そういえば自閉症であった次男も大学の陸上部の2年生で、陸上部の寮住まいのままですから顔を見ることはあり
ませんが、音沙汰がないということは、問題がないということなのでしょう。あの子が、箱根駅伝に出る為に、あきらめず
頑張ってるなどということは、全く想像も出来なかったことです。 何度も学校で、いじめられてきただけに。