お互い、こうありたい、こうなりたいと心に抱く。それが時と共に修正を余儀なくされる。日々の暮らしの中で
どこかに置き去りにされ、振り返れば何一つ自分の思うように生きて来れなかったという悔恨だけが残る。
しかし人生は自分が思うようにならないことの方が多い。 たとえ描いた姿とは異なっていようとも、それも
自分の人生だと受け入れたい。 一度きりの人生を「 こんなはずではなかった」と恨んで愚痴を言ってみて
みても寂しい限り。 今、こうして生きていることだけでも素晴らしいのだから。
思い通りに行かず、何もかも投げ出したくなっても、自分を励まし自らの人生を全うしたい。
フランクルの「夜と霧」を読んで、あらためて、自分の人生の在り方を見つめ直そうと思った。