組手やスパーリングは心の強さを養います。 型は基本を整え、根気を養います。
その為、この空手クラブは、空手の技を伝えながらも、実は「心の強さ」と「根気」を養うための場
であると考えています。
もちろん「気合い」も大事。 気合いとは「気持ちの勢い」のこと。 生きて行く上でやはり
大事なことです。 気力もしかり。 気力とは何かを行おうとする精神力のこと。
この空手クラブでは、こう言う目に見えない「気」に関わることに着目して指導を行って
います。 何故なら「気」とは生命力を与えるエネルギーであるから。
この「気」というものを年中さんから低学年の間に養うことが出来れば、そして自ら「物事に
飽きずに耐えうる力」を備えられたとしたら、その子の足元は明るい灯で照らされ、如何なる
困難にも立ち向かい、それを乗り越えて行くことでしょう。
根気とは物事を飽きずに長くやり続ける気力のこと。
不可視のパワーであり分厚い岩盤をも貫き、目標への道を切り開いてくれるもの。
だとしたら自身の人生が遅々とした歩みであったとしても決して忍耐を崩してはならないのです。
卑しい心の持ち主は、不出来をその環境のためであると考えます。
自分の環境とは自身の心を映す万華鏡です。 その鏡の中で刻一刻と変化する多様な
色彩の移り変わりは、動くことを止めない自身の心と思いの数々が絶妙に投影されたもの。
心の中で繰り返し巡らされる思いは、たとえそれが良いものでも、悪いものでも、その人の
人格と環境内で、それ自身の結果を寸分の誤差もなく発生させてしまいます。
つまり人間が自分の思いを完璧にコントロールすることが出来るのであれば、それを根気よく
全うすべきです。
気高い夢を観ることです。
自分の理想は、自分の未来を予言するものに他ならないのだから。
根気はそれを成し遂げる原動力だと信じ、それを幼き頃に養うしかありません。