韓国ではハッキング大会を催している。 ハッキングとはサイバー攻撃に対する能力であると韓国の
軍部は、このハッキング大会で優秀な人材を確保しようとしている。 日本では、そういうことはやっては
いけませんよと言うだけで終わってしまうかもしれない。 建前を重視して大きな変化を嫌う民族性が
日本にはある。 これは元々、農耕民族なのだからやむを得ないことかもしれない。
しかし、「いい子、いい子」では済まないのが世の常。 生きている内には様々な問題が起っては
消えて行く。 それらの問題の中で建前を意識しすぎるために、そして、いい子で居すぎる為に
成すことが出来ないこともある。 「法案をあさってまでに終えないように一致団結する」という
野党党首の声は「絶叫戦術」の例えの通りで小手先だけではと虚しさを覚えてしまう。
Bitcoin は日本人の論文を見た海外のプログラマーによってその価値を全世界に広げ1兆円を
超える市場規模になっている。 幻の通貨が投資の対象になっているのは反面恐ろしい事では
あるが、カンフル剤であることに間違いはない。
昭和24年 京都で行われた第1回全日本空手道選手権で優勝した24歳の若者は29歳で米国
を空手のデモンストレーションを行いながら異種格闘技を行なった。31歳で牛47頭を倒した。
68歳の時にブラジルの選手がスイスの選手と戦い劣勢で負けが決まりそうであった時に止めが
入ったが、ブラジルの選手が構わず左上段回し蹴りを出して、スイスの選手が失神したのを見て
「止めが入ってたとはいえ、倒された者は勝者にふさわしくない」としブラジルの選手の一本勝ち
を認めた。 極真会館とは当時の空手界の毒であり、カンフル剤であったことは間違いない。
その創始者は情に厚く豪快な人間であったが当時の空手界にとっては毒であった。
我はそんな男の後姿を慕う者である。 そんな会話をわが師である浜井代表とたまにする。
このわが師も豪快。そして情に厚い。思えば我はそんな生きざまに憬れていたのかもしれない。
「毒」はまた、そんな男達の生きざまに必要なものであることは是非に及ばず。