ハワイに行ったら、今はハワイ島がいい。 昔はオアフでハナウマベイか、アラモアナショッピングセンターと
デューティーフリーの往復だったかもしれない。 レンタカーでアウトレットモール巡りもよく行ったし、
ノースショアーのタートルベイも家族でゆったり過ごせる場所だった。 でもハワイ島がいいのかもしれない。
マウナケア山の標高は4205m。 富士山より高く 日本のすばる望遠鏡やNASAの赤外線望遠鏡がある場所。
そこは日本では見ることができない4000mを越えた雲海の上から見る別世界。 宇宙の広がりを感じる場所。
「星が降ってくる体験」。 それが出来るのは日本では富士山頂くらいかもしれない。 しかしその富士山より更に
429mも高い場所から空を見る。 それがハワイ島 マウナケア。
母が「ハワイに行っておいて良かったよ。」と娘に告げていました。 亡くなる1か月ほど前の事です。
娘は3年経って、そのハワイに行く機会を得ました。 古くからの友達と久しぶりの電話が盛り上がって旅行
に行くことになったのです。その友達が選んだのがハワイ。 思い返せば取れないはずの席が取れたりした
運のいい旅でした。 その旅の途中で「マウナケアがいいから登ってご覧」という話を聞き、たまたま登った
のが、思いの外素晴らしかったようです。
人間は亡くなるとどこに行くのでしょう?
身体は土に帰り、魂はどこに帰るのでしょう?
また、この地球に降りてくるのだろうか?
この綺麗な星のどこかに、亡くなった人たちの魂が息づいているのだろうか?
こんな綺麗な夜空が見える場所があるなら、そして、亡くなった人の心に触れるような場所があるなら
私も行ってみたい。
そんなマウナケアの星の話を今日、妻から聞きました。
結婚してもう29年が過ぎていました。