2リットルのペットボトルのお茶をコップに注ごうとすると、注ぎ方が悪いのか
勢い良く注ぎ過ぎるのか、よくテーブルの上にはねる。
しかも、毎回違った放物線を描いてはねる。
人生そのものだ。
予期してない方向にはねる。
しかし、これはその内容物の粘度、その時の温度と湿度、そして角度と注ぐ速さによって
予測出来るし、寸分の誤差もなく再現出来るものだ。
全く人生そのものだと思う。
子供が政治家になったり、学者や医者になるのは
そのようになるようになっていたという事。
ノイローゼになる人も、交通事故に遭う人も、リストラに遭う人も。
そうなるように生きてきた事になる。
とすると、子供達をどう育てればいいかは明確だ。
ミクロの世界で、そのように仕向けるだけの事。
「きっかけ」は偶然ではないと分かればいい。
細菌やウィルスがミクロの世界で増殖するように
人が出くわす偶然は緻密に計算された中にある。
子供の将来は親のあり方とその環境で既に決まっている。
そして、その子供の未来を変える事は用意だ。
ミクロの世界を変えるだけで、叶わないものわない。
ペットボトルのお茶をこぼしながら、いつもそう確信して居る。