7月 2016

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夏は読書に限る。 毎年、夏になると新潮文庫の単行本のオビが思いだされる。 緒形拳が川の中に入って単行本を読んでいる写真だ。 確か「拳骨で読め」と書いていた。 毎日毎日、朝から晩まで図書館に入り浸って本を読んで居たい。 雨の降る日は紅葉の葉が雨露に揺れる中で本を読んで居たい。 私にとって読書タイムは至福の時なのだ。 そういえば空手クラブの子供達はもう夏休みに入っているらしい。 楽しめ、夏を楽しめ。 そしてその後は勉強に集中。 インディージョーンズのような探検にのめり込んだら 静かに机に向かって時を過ごそう。 そんな生き生きとした夏がようやく始まった。

教育熱心なママ達は子供が小学校四年生くらいになると中学受験で焦り出してくる。 クラスの誰々が、どこの塾に行きだしたというのが若いママ達には関心事のようだ。 確かに首都圏の御三家に入るなら四年生くらいから集中して行く習慣をつける必要がある。 また中学受験に取り組むのであれば、ゆとり教育からなるべく早く脱皮した方がいい。 とは言え、偏差値が、どれほどの学校を選ぶのか? 何でそこに行かせたいのか? 将来の仕事はどんな分野を望んでいるのか? 少なくともこれらの事は親子で話し合いが持たれないとならない。 仮に合格したとして学年では 2:6:2 の何処に位置するのかも大事な事だ。 背伸びをすると入ってからクラスの授業についていけず退学となる事もある。 今年、医者になった長男の言葉を借りて言うと中学受験と医学部6年生の卒業試験が 最も辛かったと言う。だから中学受験を軽く見てはいけない。 前者はまだ子供の身体と子供の頭に急に様々な事を詰め込み睡眠時間を削って 勉強に励むだけに親にやらされている受験となって、終わりが見えない辛さがあるのだ。 後者は今までの医学の総まとめの3日間の試験なので体調を崩す学生も出るほど辛い。 しかし毎年各大学医学部は医師国家試験合格率を上げるために成績が悪い学生を約3% (2016年では全国で325名が留年している)は卒業させないのでそのプレッシャー は大変なものだ。 つまり受験とは体力と精神力で決まると言っても過言ではない。 中学受験とは、まさにこの2つを備えないとならないのだ。 私は長男の医学部受験の時も高校2年生まで空手を続けさせた。 体力勝負に備えるためだ。 また勉強にメリハリを付け短期集中の習慣を付ける為でもあった。 勉強をしだしたら火事があっても地震が起こっても関係ない。 それほど勉強に集中し、長時間の試験に耐える体力と冬場のインフルエンザと風邪に かからない免疫力を日頃から備える。 これが出来たら受験の結果は予想通りとなる。 文武両道で医学部受験に成功させる道は切り開いてある。 あとは周りの噂に惑わされず、頑なに信じて行けば願いは叶う。 決して神仏だけに頼るべきものでもない。

人生には、ここが踏ん張りどころで、逃げずに一心に頑張らないとならない時がある。 今、ここでシッカリやっておけば必ず次に繋がる節目のような場面があり、 大きくワープできるチャンスの起点だ。 そんな大きな波が人生には何度か訪れる。 「あっ、これがそれだ」と思ったら波を掴み、脇目もふらず粛々と努力するしかない。 大事な事は、その波を見逃さないことだ。 徹底して頑張ればワープ出来る波は誰にでも訪れる。 ただそれに気づく人と気づかいない人がいる。 では、どうすればいいのかというとこれしかなさそうだ。 自分のことも、周りのことも気にならなくなるほどのめり込むものを持つ。 そして毎日毎日、コツコツ努力を重ねる。 すると、普段ならとてもできそうにないことが出来る時に出喰わす。 そんな不思議な力に出喰わすと「来ている、それが今だ」と感じられる。 そしたら自然に逆らわずその波に乗ればいい。 人生には上りのエスカレーターがいくつか隠れている。 それを見間違えて下りのエスカレーターに差し掛かった時に 「今がその波だ」と履き違える人がいる。 この波に乗ってしまうと沖に流されて陸に辿り着くことはない。 選挙を見ていると、それがよく分かる。 波を履き違えている人と自分はその器ではないという人。 世に中は上手く出来ている。 これが天職と思うなら、私は言いたい。 もっと努力しろ。天職と思うなら、休まず努力しろ。 人の3倍努力しろ! 2倍ほどの努力なら潰される。 けど3倍努力する人は独走状態になって抜きん出るから潰されないのだ。 今がその波だと思うなら寝ずに頑張るしかない。

江戸時代の平均寿命は30歳、明治の1880年でも男36歳、女38歳。 大正の1922年で男42歳、女43歳、昭和22年の1947年に漸く男50歳、女54歳。 それが2014年には男80.5歳、女86.83歳にまで平均寿命は伸びている。 医学が進歩し食糧事情が改善されると人間の寿命は延びるようだ。 でも多くの人がストレスに苦しんでいる。 我が家の次男は社会人2年目。 仕事を辞めたいとしきりに家内に弱音を吐いている。 仕事がストレスなのだろう。 今日、久しぶりに家に戻ってくるという。 休んで愚痴を言って気が楽になればいい。 時には愚痴も必要だ。 長男は研修医1年目。3ヶ月の外科が終わり、次は麻酔科を3ヶ月経験する。 手術に立ち合う為に休みは相変わらずない。自分の時間はない。 すべては医者として人を助ける為にある。 しかし部屋は相変わらず漫画の山で忙しい外科の合間の漫画三昧は欠かさなかったらしい。 それでいい、漫画が気晴らしなのだろう。 時には漫画も必要だ。 何とか這い上がって自らの道を切り開いて行って欲しい。 そして今、私は七夕に願いを込めていた多くの子供達の事を思っている。 どうぞ、雲の上の星に願いが届き 多くの人の愛に支えられた無邪気な子供達に 良い事が舞い降ります様に。

2リットルのペットボトルのお茶をコップに注ごうとすると、注ぎ方が悪いのか 勢い良く注ぎ過ぎるのか、よくテーブルの上にはねる。 しかも、毎回違った放物線を描いてはねる。 人生そのものだ。 予期してない方向にはねる。 しかし、これはその内容物の粘度、その時の温度と湿度、そして角度と注ぐ速さによって 予測出来るし、寸分の誤差もなく再現出来るものだ。 全く人生そのものだと思う。 子供が政治家になったり、学者や医者になるのは そのようになるようになっていたという事。 ノイローゼになる人も、交通事故に遭う人も、リストラに遭う人も。 そうなるように生きてきた事になる。 とすると、子供達をどう育てればいいかは明確だ。 ミクロの世界で、そのように仕向けるだけの事。 「きっかけ」は偶然ではないと分かればいい。 細菌やウィルスがミクロの世界で増殖するように 人が出くわす偶然は緻密に計算された中にある。 子供の将来は親のあり方とその環境で既に決まっている。 そして、その子供の未来を変える事は用意だ。 ミクロの世界を変えるだけで、叶わないものわない。 ペットボトルのお茶をこぼしながら、いつもそう確信して居る。

JALの副操縦士が機長と警官に暴力をふるい逮捕されたという。 42歳の副操縦士、巽創一。 仕事と人生に不満があったのだろう。 鬱憤は誰にでもある。 ただガス抜きを知っている人とそうでない人がいるだけだ。 とは言え機長と警官を殴ってしまうとは。 これも稲盛氏の教えの結果だろうか? 数字の回復だけに目を向けてしまうと、ほころびは必ず出てきてしまう。 この巽氏、42歳とすると、子供は小学生くらいだろうか。 奥さんも会社の業績が回復をして、この先は安泰だと思っていたろうに。 一杯の酒に興じて人生を変えてしまった人がまた1人。 チャンスは泡と消えてしまったのだ。 「頑張れば必ずチャンスはある」とは子供達に言って聞かせる言葉。 大人には「頭を冷やせ」と言うしかない。 そしてこう付け加えねば。 「本気で生きろ」 「真剣に生きてみろ」 「42歳、これからが本当の人生だ」 「五体満足、日本国籍があって、日本語が話せるんだろう?」 「なら、食うには困らない。」 「下を向くな。」 「今日が全ての始まりだ。」 まあ今回のJAL騒動、株主総会の後で何より。 加えて地上の内輪もめで何より。

人生にはどん底の暗闇でもがくときがある。 どん底は急にやってくる。 前触れも無く現れるから厄介だ。 一軍から二軍に落ちても腐らず行こう。 結婚して子供が出来てからのトライアウトはキツイ。 でも手を差し伸べてくれる人がきっといるから。 新たな局面には新たな人の出会いがある。 それを信じよう。 大事なことは、心を綺麗にしていることだけ。 心を整えて、差し出された手に引っ張り上げられるだけ。 その時を待つしかない。 うちすさぶ心を持て余してもいい。 でも、ただただ波を待とう。 大きく飛躍するために。 この世の中には、そんな波があって 日常の生活の中にそのヒントが隠されている。 そのヒントに導かれて行けばあとは何とかなるのだから 早くそれに気づいて欲しい。

アメリカの80歳以上の人を対象にしたアンケートにこういう一節がある。 「人生で最も後悔してることは何ですか?」 その問いに対し最も多かった回答は 「チャレンジしなかったこと」だった。 でも、いざその場面に出くわすとなかなか踏み切れないものだ。 その繰り返しで人生を終える人のなんて多い事だろう。 あなたには無理よ。 悪い事は言わないからやめて置いた方がいいから。 そんな言葉を何度、聞いたろう? 失敗も何度した事だろう? でも今は背骨がシャキッとしていて清々しい。 未来を背負った子供達に、そんな生き方を伝えていきたい。 28年前、カナダのカルガリーオリンピックに観るべき人がいた。 希望を忘れず 純粋であれ イギリスのマイケル・エドワーズは、もう52歳になる。 一度、会ってみたい。

若い親御さんの中にはしつけは学校で教えてくれるものと思ってる人がいる。 しかし、学校は勉強を教わるところであってしつけを習う場所ではない。 先日、ある小学校でイジメが問題になっていた。 そしてその小学校の先生方が生徒達にこう言っていた。 「イジメを受けたら耐えましょう」 「イジメている相手にイジメがどれだけ悪いことかを伝えましょう」と。 何とピント外れなことを言うものかと唖然とした。 そんなことを言ってるからイジメは無くならないのだ。 若くして順風満帆で教頭や副校長、校長になってしまうとこうなる。 イジメている子供には2種類ある。 一つはアスペルガーの子が空気が読めず奇異な行動に走ってしまう場合。 もう一つは頭が良く、親も高学歴で高収入を得ているモンスターペアレンツの場合。 厄介なのが後者であるのは間違いない。 これらの子供達に「何々をしましょうね」などと自主性を促す小学校のやり方では 解決になりっこない。 物の善悪を単純明快に伝え、お天道様に顔を向けて歩くようにしつける過程で イジメる側の症状は軽減するのだ。 それを言って聞かせる大人に妥協があってはならない。 イジメのあるところに、しつけはなく しつけのあるところに、イジメはないのだ。 私は強い信念を持って、そのしつけに相対して行こうと思っている。 そういう意味では、この空手クラブはしつけ教室でもある。

子供達にもやはり10人組手が必要ではなかろうか。 何度立ち止まってもいいからやり終えたという達成感を味わってみる。 そんな積み重ねが必要だと思う。 昨日の昇段審査会を見ていて改めて、その気持ちを強くした。 そこに行き着くまでに何度もスパーリングを重ね 対外試合も経験し、怖さと痛さに慣れてくれば必ず完遂出来る。 逆に言うと10人組手に耐えられる子供に育てていると言ってもいい。 足立区の小4の子供が掃除の時間にふざけて雑巾投げをしてる内に殴り合いになって 1人が意識を失って病院に担ぎ込まれて1週間後に亡くなっている。 加害者の児童は小4と言えども170cm。腹や背中、頭を殴っていたらしい。 北海道では小2男子がしつけと称して山林に置き去りにされて1週間後に発見された。 足立区では1週間後に亡くなって、北海道では1週間後に生きて帰って来た。 イジメっ子が野放しにされ、しつけをはき違える親がいた。 きっとその親はしつけを受けずに大人になってしまったのだろう。 どちらも幼少期にしつけを受けていれば起こらなかったことかもしれない。 しつけとは着物を縫う時の仕付け糸から来た言葉だ。 着物が仕上げるために事前に縫っておくもの。 人も同じ。 親から仕付けられて人間としての形を整え、一人になっても形を崩さずやっていけるように なると、この仕付け糸はいらなくなるはずだ。 だから幼い時に覚えたことは生涯忘れないのだから、この刷り込み作業は 親として端折ってはいけいけない。 昨日、昇段審査に少年部の5人が挑んで見事に10人組手をやってのけた。 やり終えた後の泣き顔を見ていたら、言葉に詰まってしまった。 それほど純粋な涙に胸が打たれた。 この子達にとってこの10人組手は心に残る仕付けであったに違いない。 たぶん、そこに居た多くの子供達とご父兄方にも感動を与えたことだろう。 この空手クラブは、しつけを重視している。 この子らの10年後を観ながら指導している。 そこには泣き顔と汗と涙はつきものだ。

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