元々、私は剛柔流空手を学んで来たので型には少々細かい。
剛柔流は約143年前に沖縄で創られた那覇手の一つだ。
極真会館はこの剛柔流をベースにしている。
剛柔流で稽古を積んで居た頃に見た極真の型は決して馴染めるものではなかった。
昨日、極真坂本派南関東地区型選手権大会が行われ、この道場からも
6つのクラスにエントリーさせて頂き4階級で優勝者を出した。
しかし、内容はとても胸を張れるものではない。
暑い日照りの日も、寒く凍える日も変わらず日々鍛錬する者が手にするタイトルを
いとも簡単に手にし結果のみを喜んでいる人がいるとすればそのタイトルは
返上してもらいたいし、決してその人の為にはならないと思っている。
体調が悪いから今日は稽古をやめよう。
仕事が忙しいから稽古はまあいいや
冬の体育館は寒いから暖かい道場で稽古をしよう
などと言う者は型の試合には似つかわしくない。
空手の型は黙々と練り上げるもの。
新潟県に新たな型の星がいる。
長岡市で松濤館を習っている高野万優 ちゃん10歳。
まひろちゃんは何百回、何千回と型を打つ。
暑い日も寒い日も何度も何度も同じことを繰り返す。
果たしてそんなことを何人の人ができるだろうか?