最近はずっと同じ事を子供達に伝えています。
この空手クラブで稽古をしていると否が応でも稽古場所に入ってから出るまでの間に
「ありがとうございました」を何度も言うことになります。
1時間や、1時間半の稽古でも、少なくても30回は言うでしょう。
土日とも来る子供は2日間で最低60回。 1ヶ月で240回。1年間で2880回。
3年半も土日に稽古に来たとすると、その子は10,000回を超える感謝の言葉を発していた
と言うことになります。 でも実は、このあいさつは極普通にやっていることなのです。
奇をてらった特別なことではありません。 1年間も通ってみれば、これだけの回数を
子供なりにこなすことになる訳ですから驚きです。 だから、この言葉を使うことに慣れてきて
スッと口から出てくるようになって来ると幼稚園の子供達でも、「ありがとうございました」
の達人になるという訳です。 幼児教育は7歳までと言いますが、8歳の子供でも12歳の
子供でも、あいさつが普通にできるようになると、何だか新鮮な気持ちになることでしょう。
たかが、「ありがとうございました」、されど「ありがとうございました」
毎週毎週、子供達の頭に刷り込んでいる、このおまじないが威力を発揮するのは10年から
20年後のことかもしれません。 これからの時代の荒波を乗り越え、生き抜くためにまた明日も
子供達にあいさつを教えてゆかねば。