3月 2018

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卒業式を終えて、子供達は、また新しい道に進んでいく。 今は落ち着きがなく、学校で問題児扱いされていたとしても 果たして人生の問題児になるかは分からない。 子供のうちから 問題児であった方が大きくなって問題児にならないこともある。 これからはグローバルな時代が押し寄せてくる。 日本人が日本語だけ話せたらすむという世の中ではなくなるのだ。 ただ、だからと言って多くの言葉をしゃべる能力が問われるかと いうと決してそうではない。 大事なのは心であって相手の心に 飛び込む能力がむしろ問われてくる。日本人同士でも心に壁を 創っていてはいくら語学堪能と言っても何の役にも立たない。 これからは言葉は下手でも相手の心に飛び込む能力が問われる時代。 では、どうやったら、そんな能力を備えられるのだろうか? 人は困難にぶつかった時に逃げずに、その問題にちゃんと向き合って 苦労してそれを乗り越えないと成長など出来ないのだ。 その苦労こそが人の心に飛び込む瞬発力をつけてくれるのだ。 空手クラブの子供達の中でも小学校を卒業した子たちが何人かいる。 もう大人を上から見下ろす背丈になっている子達にも伝えよう。 困難に身がすくんでも、逃げずに立ち止まって、苦しんでそれを 乗り越えるんだ。そうして苦しみの深さとそれに出くわした回数 だけ君達は成長し、へこたれない心を身に付ける事になるんだよ。

ここの空手クラブは異質かもしれない。 常々、そう思っている。 何故なら空手のことと 同じくらい、生き方・考え方などについて口酸っぱく言うところはないからだ。稽古が終わったら 「家に帰ったら勉強しなさい」という。 なので毎年1月から3月20ころまでは受験に関する事が 最重要課題と捉えている。 今年も中学受験に挑んだ子供達がいた。 来年は高校受験、 大学受験の子供達も出て来る。 機会があれば対策くらいは伝えてあげようと思って居る。 そんな中、第112回医師国家試験結果が19日に発表された。目につくのは10,351名の 出願者がいたのに受験する前に341名が脱落しているという事だ。簡単にいうと卒業でき なかった学生が303名、その他の理由で受験できなかった学生が38名いたということ。 そしてその中で9,024名に桜が咲いた。医学部入試でダントツに偏差値の高い東大でも 昨年、国試浪人となった学生が15名が受験し10名が合格、5名が再び国試浪人を続ける 羽目になった。阪大では6名が既卒者として受験し1名の合格。何と既卒者の合格率は16.7%。 阪大医学部、東大医学部を卒業しても計10名が今だに医師になれず国試浪人を繰り返す。 何故、そうなるのだろうか。超エリートである彼らも6年間に勉学を怠りバイトやサークル活動に うつつを抜かしてしまうとただの人。いやそれどころか、そのまま国試浪人を繰り返していくと 精神的な不安定の中、社会に順応できず30歳を迎えることになる。毎年、超エリート校でも こういう脱落者が3-5%出て来てしまうから気をつけねばならない。それが大きな問題だ。 このパターンに子供達が陥らないように常々伝えておきたい。いわゆる「精神的図太さ」、 「雑草の生き方」なるものを子供らの心に浸みこませなばならないのだ。 言い換えれば 失敗をしてもそれを跳ねのける心の強さが必要なのだ。今回の医師国家試験結果をみていて 改めてその事を痛感する。 普通に勉強し続ければ医者にはなれる。センター試験が80%であっても成れる。 その戦略と対策を可能性のある子供には伝えてみようと思っている。 医者の道は長く、医学部受験はまだその入口の出来事である。

縁にはいい縁と良くない縁がある。 良い縁とは、旧知の友のような人に出会う事であったり 引っ越しをした先の土地・街に恵まれたと思えるような土地の縁であったり 何だかすべての事がうまく廻って行き波に乗ったような時の運であったりする。 それに引き換え、良くない縁がある。 どうやったって打ち解けない人との出会い。 放蕩癖の伝染・事業の失敗。 あきらめ・退職の繰り返し。 しかし、この厄介な縁が実は自分の次のステップにつながるきっかけであることが多い。 だからそういう意味では悪縁は切り捨ててはならないと思って居る。 悪縁こそが自分を育ててくれている師匠でもある。 憤慨冷めやらぬ出来事は起ってしかるべき種を半年・1年前に自らが蒔いた結果と 思えるようになったら、それがきっかけとなり事態は次第に好転し悪縁が良縁に 代わってくるようだ。 その結果、「あ~、生きていて良かったという人生感」を味わうことが出来る。 空手で子供達に、そんな悪縁との付き合い方は教えて行かねばならないと思って居る。 良い縁もそうでない縁も全てを受け入れ、今ここで出会っているご縁を大切にしたい。

ふらっと息子が帰って来た。僻地研修で与論島にいるはなのに。 今月末で前期研修医の2年が終わり4月から池袋の病院で後期研修医の 過程に入る。与論島迄は羽田空港から那覇に飛んで、そこからセスナで 与論島に入る。ざっと片道三時間、45000円。往復で90000円 もかかるのに帰って来た。聞けば友達の結婚式だという。御祝儀を含めると かなりの出費なのに、それでも友達の結婚式に出るためだけで帰って来た。 旅費は私が作ってあげたカードで支払ったらしい。口座は私のものだ。 おいおい、後で払うんだぞとも言えず、そのままにしている。 友達を大切にしていることと、引っ越しでお金もかかるだろうという親心から、 そのままにしておこうと思っている。 玄関の外に置かれてる見慣れない物が気になった。松葉杖か。あれ、そういえば 歩き方がおかしい。おい、どうしたその足は?   いや、病院で歩きすぎて、、、 与論島の病院は医者が4人しかいないという。 その後の言葉あまり付け足したくなさそうだ。 どうしたんだろう。  気になる。しかしもう子供じゃないのだから親がとやかく聞きおよぶ事 でもなかろう。医学部三年の頃、体育会の空手部に入って居たものだから「空手は卒業してから やればいい。今は勉強に専念し空手は辞めなさい」と伝えていた。しかし当の本人は親に隠れて 部活を続けて居たのだ。親はてっきり辞めていたはずと思っていたが、卒業式の寄せ書きで その嘘が分かった。黒帯を締めた稽古中の写真と後輩からのお祝いの言葉がそこにあったのだ。 まあ医学部も卒業出来たのだから結果オーライだ。まあいい。頑張れというしかない。 親は適度な距離感を意識して置かねばならない。 親はいつももどかしい。

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