昨年2月のすすき野の稽古に東大工学部三年生のM君が久しぶりに稽古に
顔を出してくれた。稽古後は彼の受験勉強の仕方を後輩達に話してもらい
稽古は終わった。そして1年が過ぎた。彼は東大大学院に進み物理工学を専攻
し超伝導、磁性理論の研究に取り組むと伝えてくれた。自分が納得する迄研究に
励んで欲しい。そして1年前に彼の話を聞いて刺激を受けた当時高校二年生が
大学に合格し埼玉に引っ越すと挨拶に来てくれた。防衛医大に現役合格したと
はに噛んでいた姿が彼らしい。この2人とも高3の秋まで稽古に参加し難関校に
現役合格している。このすすき野クラスには何かそんな生徒が集まって来るようだ。
世の中はコロナウィルスが蔓延している。終息は忘れた頃にやって来る。今は
ジタバタせず手洗い、うがい、マスク、検温を続けていればいい。テレビのニュース
には踊らされず淡々と生きるのがいい。欧米、インド、アフリカでは警察や警備兵が
強制的に市民を押し込めても感染者と死亡者数が激増。その激しさをクローズアップ
してテレビははやし立てて評論家が井戸端会議をやっている。今は情報量を自主規制
する時だ。欧州を見ていると明らかに国の差が出て来た。ポルトガルとドイツの二国
はコロナウィルスの死者数の単位が欧州各国と違う。これがBCG接種国と非接種国と
の差とも受け止められる。ドイツは今は非接種国だけれど旧東ドイツの頃日本型BCG
を接種していた。イランとイラクにも差がある。イラクも日本型BCGだ。これらの差は
スペイン感染者78,797人、死亡者6,528人→隣国のポルトガル感染者6,528人、死亡者
119人(3月30日時点)と如実に出ている。
日本人、ポルトガル人、イラク人のコロナ死亡者数が劇的に増えない。そしてBCGワクチン
が先天性免疫応答を調整して結核以外のウィルス感染から防御する作用を持つ可能性が
ある事は分かっている。日本型BCGが人体への影響を弱めていると考えてもいい。
特に日本の子供達が感染しにくいとみるのはタバコを吸っていない事、過去に肺炎にかかって
いない事、そしてBCG接種効力15年以内である事から、そう考えている。
子供達に伝えたい事は手洗い、うがい、マスク、体温測定、十分な栄養と睡眠と適度な運動
のみである。親がニュースに踊らされて過保護になり過ぎ、現状把握ができず適切な判断に
至ってない状況は避けねばならない。テレビを消してラジオ生活に切り替えよう。