またコロナ陽性者が増えたとテレビのコメンテーターが騒いでいる。PCR検査数が1日3万件になったから陽性者数が増えるのも無理ないのに、1日の陽性者数が2000人を超えましたと煽る。しかし、重症者率は8月より下がっている。死亡者数は17日から18日にかけて14人が亡くなられた。癌で亡くなる方は年間38万人。1日あたり1038人の尊い命が癌によって奪われている。その癌とコロナ死亡者数を比べてみると14 対 1038。 コロナによって命を落とされた方の74倍の数の尊い命が癌で亡くなっている。アメリカは1467人、フランス1219人、スペイン435人、英国599人、イタリア731人、ドイツ305人、スイス128人、スウェーデン61人の方が毎日、コロナで命を落としているのも事実。 日本は14人、アメリカの1/100で、フランスの1/87。 フランスの人口は65百万人と日本の半分。類推すると1/174となる。 欧米はロックダウンしても多くの方がなくなっている。そんな中、スウェーデンだけが日本と同じようにロックダウンはしていない。そして結果的には、死者数をもっとも抑えている。今年、日本ではロックダウンせずコロナの峠を2回も越えて来た。過去の2回は3か月で終息する峠だった。コロナウィルスはじわじわ現れて、すうっと消えて行った。まるで74年前にカミュが小説に描いた「ペスト」そのものだ。コロナも3か月ですッと消えて終息してしまう。今日、横浜は凄い風が一日吹いている。この風でウィルスは完全に隅々ま行き渡った。すべては自分の目と耳を信じよう。そして自分がここまで生きて来た直感を信じてみよう。「ペスト」の中でカミュが言いたかったことが今、現実世界で起きている。