高校一年になった子とお母様が土曜の夜に最後の挨拶に来てくれました。約10年通ってくれた彼とご両親には感謝しかありません。「空手を通じて心身ともに成長しました」と言って頂いて有難い気持ちでいっぱいです。しかし、胸に手を当てて考えてみても、自分が何かしたっけ? という具合で思い当たる節がありませんでした。ただ社会にでると理不尽なことがたくさんあることは身をもって伝えてきたかも。
ただ血の繋がらない、親御さん以外の大人だからこそ言える事も、あったのかなあと振り返ってみましたが、彼にはまっすぐに成長する何か芯の強さがありました。この子は中学生の頃、オール5。今は東工大を目指しているらしい。空手をやってなくても、そうなっていたように思える。そんな優秀な彼はいつも自分で自分の道を切り開いてきたように思えます。