縁にはいい縁と良くない縁がある。
良い縁とは、旧知の友のような人に出会う事であったり
引っ越しをした先の土地・街に恵まれたと思えるような土地の縁であったり
何だかすべての事がうまく廻って行き波に乗ったような時の運であったりする。
それに引き換え、良くない縁がある。
どうやったって打ち解けない人との出会い。
放蕩癖の伝染・事業の失敗。
あきらめ・退職の繰り返し。
しかし、この厄介な縁が実は自分の次のステップにつながるきっかけであることが多い。
だからそういう意味では悪縁は切り捨ててはならないと思って居る。
悪縁こそが自分を育ててくれている師匠でもある。
憤慨冷めやらぬ出来事は起ってしかるべき種を半年・1年前に自らが蒔いた結果と
思えるようになったら、それがきっかけとなり事態は次第に好転し悪縁が良縁に
代わってくるようだ。
その結果、「あ~、生きていて良かったという人生感」を味わうことが出来る。
空手で子供達に、そんな悪縁との付き合い方は教えて行かねばならないと思って居る。
良い縁もそうでない縁も全てを受け入れ、今ここで出会っているご縁を大切にしたい。