嘘は嫌いだし、正直に生きるしかない。それが自分には無理のない生き方だ。
世の中では会社の上司や、取引先の影響力のある人達に取り入ろうとして
嘘やゴマスリを平気で行う人もいる。 しかし、結局は自然ではない何かに
違和感を覚えてしまうので、ゴマスリはしたくはないし、されたくもない。
でもロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」のように生きるのは難しいし
そこまで自分の信念を貫き通す必要もないかもしれない。
大切な事は、人に対してはもちろんのこと、自分の心に嘘をつかない。
空手クラブの子供達にもそうあって欲しいと願っている。
「隠れて、ごまかしてみたって、お天道さまは観ている」からねと言う。
最近では、お天道さまと言っても、子供達に分かってもらえないので
神さまは観ているからね、と言って聞かせている。そんな偉そうな事を言って
いても子供達から注意されることもある。「分かったかい一年生坊主」というと
「先生、坊主って言っちゃあいけないのに、そんなこというなら大人坊主
って言うぞ。」 確かにその子の言う通りだ。お天道さまは観ているわ。
子供達の心は純粋だ。その純粋さに負けぬよう清く正しく正直に生きて行かねば。