空手の先生方とお話をさせて頂くと、その道場ごとの特色があって、非常に参考になるのと自分自身が気にしてないこと
にも細かく指摘されておられる先生方もいらっしゃって反省しきりです。 ある道場では見学すら認めてなかったり、見学者
態度にも注意をされたりしてるようです。 ですから挨拶などは非常に徹底されてる訳です。 私は、そこまで気が廻らな
かったことを反省しています。 厳しすぎるのは意に反することですが、礼儀・挨拶は最低限教えて行かねばならないことで
あったと思います。基本稽古の徹底ぶりも同じこと。 私は効かせる技を伝えていきたいという思いが先行していたために、
初歩的な挨拶、礼儀、しきたりにも目を向けて武道をお伝えしなければとあらためて思い直しているところです。
やれば出来る子供達なので、出来てないのは私が指導してこなかったためであると思っています。金的カバーの
ファールカップの付け方については、私は道着の上から付けても問題ないものと思ってましたが道着の下に付ける
べきだと言われる先生もおられるくらいです。女性がチェストガード(胸を守るもの)を付ける場合にTシャツの下に
付けるのと同じだという考えです。 確かに言われれば、その通り。でも移動稽古を終えてから道着の下を脱いで
ファールカップを付けるようなことはことはする必要性がないと私は思っています。
一旦、自由にしてきた雰囲気でスタートして来た為に、急な方向転換は出来ないにしても、私自身が気を付けて
武道のルールをもう一度皆さんにお伝えして行かねばならないと考えた次第です。
子供達を見ていると 最初は出来なくても、続けて伝えて行くと出来るようになっています。 特に柔軟性において
顕著に表れて来ました。 今年の夏までは開脚して胸が床に着く子は数人。しかし、今は出来ない子の方が少ない
ようです。多くの子供はそのままお腹までつけて、後ろに足を抜き、その後に足の裏で頭の後ろを触れるところまで
来ました。やり続けれれば出来る。 本当に素直な子供達です。もちろん大人の方々も徐々に柔軟性を高めて来られ
ている方が増えました。 やり続ければ、必ず出来る。素直にやれば必ず出来るようになる。そのようにこれからもお伝え
して行こうと思います。 12月から、また新たに武道のルールをお伝えしながら多くの方々が持っている潜在能力を引き
出せるよう、私自身も知恵を絞って稽古の在り方、稽古内容を工夫をして行こうと思っています。 また子供達の無限∞
の能力を信じ、それを引き出さずことが私の役割。まさにボクシングのセコンドのように一人一人を診て行こうと思います。
ただし、私の道場は子供達とその御父兄が中心です。 生徒の妹や弟たちが道場の中を駆けずり回ることも多々あります。
それは子供なのだから、しようがない。 「元気に走り回りなさい」という気持ちには変わりはなく、その子供たちの騒ぐ声も、
耳に心地いいものだと思っているくらいです。ということでこの子供たち中心の雰囲気を変えるつもりは毛頭ないのです。