9月 2016

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浜井派で一番大きな組織を有していた先生が段位剥奪、破門となった。 詳しい経緯は知るところではなかったので尚更、驚いた。 しかし、そうなる火種は過去からあったという声は一人ではなかった。 熱心な先生であると感じていただけに返す返すも残念だ。 私自身、人と巡り合うべく無駄に思える時間も進んで費やして来た。 其処には陽の目を待っている人がいるし、私もそのうちの一人だと自認していたからだ。 運命は皮肉を極めている。 良くない事の後に期待する出来事が湧き上がって来たりする。 時の経過に従って舞い降りてくるその皮肉な結果を自分自身も知らずに生きて来た。 全ては天の定数であり、お天道様の約束事だとは知らなかった。 なるべくしてなった過去が積もって今を創る事も全く思いの外だった。 些細な出来事が人との関係を壊し平穏無事な時の土台を覆す。 覆水盆に返らずならば、この過去を後悔しても始まらない。 一度きりの人生をくよくよしていては秋の青空にも気づくまい。 しかし、災いを防ぐ力と苦痛に耐える力がなくなったとしても それも人生万事が塞翁が馬。 全ては天の方程式の中にあると思うしかないと今は心得ている。

昨日、金沢、平塚など幾つかの場所で空手の大会が開かれた。 私はどこの会場にも行けず、その結果をメールやラインで教えてもらうばかりだった。 緊張し手足が鉛のように重く感じられ、汗は身体中から噴き出していたことだろう。 高々2分、されど2分。 そんな2分に多くの人が全力を尽くしたはずだ。 まずは、その緊張感や脅迫感から逃げずによく戦った事に敬意を表する。 下は幼年部から上は50代まで、自分に嘘をつかず試合当日を迎えたのだ。 その事自体を褒めてあげたい。 試合結果は時の運。勝って奢らず、負けて腐らず。 ただ多くの子供達に伝えて置きたい事がある。 それはお互いの人生を歩む上で志を持つ事だ。 それもより大きな志を持って欲しい。 何故なら、棒ほど願って叶うのは針程であるからだ。 高い目標を掲げてこそ事は成るのであって、初めから志を低くし 目標を易きに置いてしまっては叶うものも叶わなくなってしまう。 誰であっても人生の主役はその人自身。 志を高く持って自分を大切に、そして自分の人生をしっかりと 生きて行って欲しいと願っている。 志を立ている人にとって空手の試合はその過程の一部であって その結果に一喜一憂するものではない。 あえて言うならば空手とは自らの志を叶えるための心と身体を整える場である。 君達はまだ長い人生の助走路に出たばかり。 大空を思う存分飛ぶがいい! 高い志を持って舞い上がれ! 高い所からじゃないと見えない景色もある。 さあ、誰も見た事もない景色を見に行こうじゃないか? 明日はそんな君達のためにあると信じている。

二日間のサマーキャンプ、無事に終わって何より。 試合稽古あり、プールあり、花火大会あり、そして肝試しまで。 子供達の記憶に残るキャンプであればいい。 子供達の成長はその過程でどんな経験をするかによって大きく変わる。 去年より成長した子供の目を今日も観た。 その子は来年も成長した姿を見せてくれるだろうか。 107名の参加だった今年のキャンプは多くの方々の協力なしには出来なかった。 中でも花火大会と肝試しは最高だ。 Fさん、Aさん、そして貞子のYさん お疲れ様でした。 Yさんは生まれ持ったものがあるので今後、型の試合などはこの格好で出てもらおうかと。 試合稽古は結構キツイものがあった。 でもみんなよく頑張った。 最後の部屋の清掃と後始末も出来ていた。 子供達は成長していたんだ。 それをサポートしている指導の方々ご父兄の尽力も一方ならぬものがあった。 感謝、感謝のキャンプはこうして無事に終わった。

次男が仕事に悩み、上司や年配の女性に厳しい言葉を浴びせかけられ 悩んでいたのは4ヶ月ほど前のことだった。 転職の話も チラホラ出ていた。 身体の具合が良くなくなったらその仕事は辞めたらいいからと諭した。 此処を堪えて欲しいという気持ちと、その仕事は辞めて家に帰って来ていいからという 複雑な思いで次男を励ました。 そう言えば高校の陸上部も、大学の駅伝部も、いつも練習が辛く弱音を吐いていた。 親心はいつも揺らいでしまう。 陸上部の寮から逃げるように去っていく先輩の話も聞いた。 でも辞めない我が子が居た。 そして四年が過ぎていた。 頑張った次男に胸が熱くなった。 その後、実業団に入り、今もまだ陸上をしている。 陸上ではメシは食えないんだから、早く辞めたらいいじゃないかと言っても 辞める気配はない。 そんな慣れない仕事も1年半が過ぎていた。 仕事に弱音を吐いて4ヶ月。 久しぶりに家に帰ってきた次男が少し男らしく見えた。 どうしたことかと話を聞いてみると 今年入った新人が仕事に慣れず見てられないという。 そんな事を言うようになったかと次男の横顔を見てみると 心なしか、たくましくなったようであった。 何事も親が手を差し伸べない方が子供は成長するのかもしれない。 困難は自分で乗り越えるものなのだろう。 長い人生、得意な時もおごらず、絶望の淵にもあきらめず 悠々たることで時を得る。 自らの道を切り拓いて行くとはそういうものなのかも知れない。

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