12月 2017

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今年最後の稽古も12月29日を持って終了させていただきました。 今年一年、会員の皆様、並びに浜井会長、浜井代表、浜井派の先生方に支えられ なんとかつつがなく、ここまでやってこれましたことに心より御礼申し上げます。 来年も自分だけのためではなく、汗と気力をしぼって行こうと思います。 胸に秘めた情熱をいつでも、どんなものにも注いでみようと思っています。 また来年も多くの人達に出会い、そんな熱い思いを伝えて行こうと思っています。 逆境は跳ね返せば逆境ではなくなると、多くの人達に伝えていかねば。 誇りが苦しい時も辛い時も人を助けてくれると、多くの子供達に伝えていかねば。 来年もまず、そこからはじめてみようと思います。

12月14日の新聞に新潟大学医学部を卒業後、東京大学大学院に進学したスパコン界の 先駆者が詐欺を働いたという記事が目に留まった。記事には高い志がある秀才がなぜ? とある。 あまりに頭がいいと誰も注意しなくなるのだろう。 そして注意しても聞かなくなるのだろう。 昨晩、トレーニングに来ていた小学生、中学生達みんなを集め、座って話をした。 「学校の先生に対する態度、親に対する態度を履き違えてはダメだ」と言い聞かせた。 「君達が病気や怪我で入院し、明日死ぬかもしれないという時に自分の命を差し出して身代わりに なってくれるのは、君達が日頃、悪態をついて、文句を言ってるその親だ。」 「いくら君達が嫌いだと思っても、決して愛想をつかさないのは君達の親だ。」 「お父さんお母さん達だって子育てや受験戦争に慣れてなくて初めて経験する事ばかりだから 毎日悩んでいる。」 「君達が寝た後に両親は君達の今日の出来事で泣いて、笑って、ハラハラして1日を終えているんだ。」 「そんな君達の一番の理解者であって、君達のサポーターでもあるその親の言う事を聞かなくなったり ポケットに手を突っ込んで斜に構えてバカにする態度をとるようになったら先生が相手だ。」 「君達の親は君達に反抗されても何不自由なく君達を学校に行かせ、受験をさせるために毎日 好きでもない仕事でも、嫌な相手とでも、自分の気持ちを抑えて稼いでいるんだよ。」 「それでも、もしそんな親が嫌だというなら、家を出て行きなさい。自分で毎日1000円でも 10000円でも稼いで生きてみなさい。」 「部屋を借りて、ご飯を作って洗濯をして自分で起きて学校に行く。実はそんな普通なことが大変なんだよ。」 「それを親は見返りも考えず君達のために生きている。」 子供達の心にどれほど昨晩の言葉が残ったろう? 子供達の将来に真っ直ぐな心棒を築くため、またこんな時間を取らねば。 国立大学医学部を出ても、東京大学大学院を出ても、履き違える人にはなってもらっては困るから 私は些細な出来事に目を向けて子供達の成長を楽しみに生きていこうと思う。

何だかきな臭い。 戦争が起こるのだろうか。 戦争は、ある人の利益を生み、多くの人の 平和な日常を脅かす。 戦争はテレビのニュースだけの事と思って生きて来たのではっきり 言ってその実感はない。SNSでたまに見かける遠い海外のことと思いたい。 日本だけではなく、どこの国でも罪なき人がおとしめられ、政治家はすまし顏で嘘をつく。 法を犯してもお金持ちになれば、成功者と呼ばれている。 お金が全ての世の中になって来た。 「先生、価値ある生き方って何? そんなダサい生き方をしている人なんている?」 「マーティン・ルーサー・キングって誰?」 「夢を抱いて生きる人なんて見たことないっす」 先日、中学生に聞かれると、私はこう応えた。 「いや、いるよ。誇るべき生き方をしてる人はいる。」 「その人も君達と同じ頃、見えない明日を懸命に生きて、友と家族の励ましと いとしい人の笑顔を頼りに可能性を信じて来た人だ。」 「だから君もそんな生き方をしてみなさい。」 「信念の生き方をしてみなさい。」 今なら、まだ間に合う。夢を抱いて信念を持ち続けて生きて欲しい。

この土曜日に恒例のクリスマス会を市が尾で行いました。子供のプレゼントだけで 77人分。それに加えて催しの景品が22人分。大人の方々25名の協力なしでは 出来ないものでした。毎度の事ながら幹事の方々には大変申し訳ない思いです。 この子達が健康な身体を創り、健全な心で育って欲しいものだと思いながら、やたらと 要領よく生きて、小賢しく、器用な生き方など身につけるなよと思いながら彼らの顔を 覗き込んだ。 いつも真っ白なキャンバスであれよ。生きていくための心棒に触れて 生きろよ。心と身体で汗をかき、毎晩「今日も精一杯頑張ったなあ」と言える日を 送りなさい。 決して易きに溺れ、愚痴に明け暮れ、斜めに生きる人にはなるなよと 頭を撫でて回ったクリスマス会でした。

先週の長野大会に続いて、今日は栃木大会が行われました。 神奈川県支部では近くに ある清武会と坂本派の大会をメインに捉えていたので長野も栃木も1名のみの参加でした。 しかし、長野では男子大学2年生が3位入賞し、本日の栃木大会では女子一般部で優勝 させて頂き、あらためて、このような機会を創って頂いた長野の中川師範、栃木の大塚師範に 感謝申し上げるとともにお二方の空手に対する熱意に頭が下がる思いがしました。 また浜井美香代表と北川師範、根本師範、小野師範は多くの試合に自ら足を運び選手並びに 先生方との交流を大切にされている。 空手を通じ多くの人達に感動のチャンスを与えておられる ことが素晴らしい。 これは子供達ばかりではなく大人の方も、子育て中のママ達にも 同じように感動を与えている。 そこがいい。 浜井派はそれぞれの支部が独立して、それぞれが個性的な運営をしている。 そこが面白いのだ。 今日は大きな満月。 今年一番大きい満月の日。何だかいい気持。 次の満月は1月2日らしい。 2018年で一番大きな満月は1月2日に出会えるらしい。 それは月と地球が一番接近している日。 潮が満ちて出産が多い日。 それまで頑張ってきたことが解き放たれ成就する日。 人間の身体の約7割は水分で出来ているから、この月の接近は潮の満ち引きと同じ状態になる。 今日の栃木大会で多くの人達の純粋な喜びと、こみ上げてくる涙に出くわしてみると、この感動を 導き出すにはあえて満月の日を選ぶことは意外と大事なことはなのかもしれないと思うのです。

また新聞記事を読んで身につまされる想いがしました。 記事にはこうあります。 「一浪して大学に入り単位が足りず一年留年。大学院に進み就職が内定して安心した頃、実は 大学院に通ってない事が分かりました。〝連絡が取れない”という教授からの電話で夜中に 大阪へ車を走らせ、初めて事実を知りました。その後、息子を連れて帰って5年半、家で 引きこもりの生活を続けています。周りの期待が重すぎる荷物だったのではないか、、、 発信されるSOSをなぜ私は見逃してたのか、、、と後悔する毎日です。自分を悪く思う方が 楽である事を初めて知りました。明けない夜はない、やまない雨はない、出口のないトンネル はないと自分を励ます毎日です。私の大好きな子だからと信じて過ごしています。」 三重県四日市市   パート  58歳 今日、電車に乗ると満員電車の中に一歳くらいの赤ちゃんが泣いてました。母親は我が子と 周りの人への気持ちで小さくなってました。ところがどうしたことでしょう。みんな子供の事を 心配な目付きで暖かく見守っています。それでも子供はわんわん泣いてました。新宿に着く頃 には子供は泣き疲れて眠ってました。みな、子を持つ親として、大好きな子のために必死に 生きている。 そして毎週出会う空手クラブの子供達一人一人も、そんな愛情の中で育っている。 この子たちの将来にどんな困難が訪れ、どんな長いトンネルの中に沈み込んだとしても 必ず出口を探しだせるよう小さな灯火を点けて置いてあげよう。 未来の子らの心に残れ我が想い。

日本では、だいたい20歳前後まで教育を受けて60歳近くまでの40年間を仕事に費やし それから10年から20年近くの老後を過ごして人生を終える。多くは18歳まで学校の勉強 、部活、塾、習い事に費やし、子供ながらプレッシャーの中で懸命に生きて、必ずしも自分の 好きなことに時間を割いて来れた人は多くない。その後の人生も、就職、結婚、出産育児などが 立て続けに起こり、受験の失敗、留年、失恋、仕事のプレッシャー、上司と部下との人間関係に 悩み、近所付き合いに気を使ったかと思うと、親の介護に出くわしたりして、下手をすると 定年の60歳まで自分の思うように時間を謳歌できる人はほんの一握りなのかもしれない。 そう考えると少しでも早くお金を貯めて、少しでも早く仕事を引退し自分の好きなことに充て ようと考えても不思議ではない。しかし、だからと言って、金のことばかり考えた人生を送り出し 分不相応な出世や分不相応な金持ちになることを夢みて、転職を繰り返す人生は危なっかしい。 宝物を積んだ小舟の行き先は海の藻屑と決まっている。子供達には失敗して分かることもあるから 好きにやってみなさいと言ってきた。でも、いざ、その場面に出くわすと「何でもっ早く相談しないの」 と叱るだろう。すると子供達はじっと見つめてこう言うのだ。「親に心配を掛けたくなかったから」 子供は親が心配してくれることに耐えられないから親には決して言わない。子供が辛く悲嘆に くれてる時に、何をさておいても飛んで行ってあげたいのが親心。子供の親を想う情けの深さに 親も心が揺さぶられ涙する。 子供は叱られても親を愛し、親はどんな失敗をしでかしても子を 愛してやまない。 街のクリスマスツリーに心暖まるこの季節。人の出会いとは言葉では言い表せない偶然の中にあって 言葉では書きつくせない感動を与えてくれる。毎週空手の稽古で出会う子らに、いつか「賢者の贈り物」 と「最後の一葉」を読んで聞かせてあげよう。この子らの尊い人生が多くの愛情に支えられますように。

昨日は神奈川県支部の昇級審査会でした。 参加者の真剣な眼差しは何物にも代えがたいものでした。 毎回、三ヶ所で審査会を行い、その最後の締めの言葉で、こんな話をしました。 「一人一人の人生は、良いことも悪いことも必ず半分半分起こるからね。空手は厄落とし。 辛いこと、やりたくないこと、そして怖いことにも耐えて稽古に励む。その事自体、それが厄であり その悪いことを先食いしてると考えれば、あとは良い事だけが残るものだよ。」と。 一人で生きていると勘違いしてる若者が少なくないこの世の中。しかし何らかの形で他人と 関わりを持ちつつ社会の恩恵を受けている子供達に、その有難みを悟って欲しい。 そして 恩に報いる子供であって欲しい。 自分の好きな事だけしか興味がなく、他人の事は気にも 掛けない生き方よりも、社会のため、他人のために、嫌なことでも進んでやり遂げる人、 迷う人に手を差し伸べる人に育ってくれることを願い、そのことを悟るきっかけになればと 心を込めて話をしています。 君はたった一人で生きている訳ではない。 そして、君の生き様が誰かの役に立っていると伝えてあげよう。 そう思えば、ただそれだけで人は生きていけるものだ。 そんなことを思いながら真剣な眼差しの子ら一人一人の心模様を眺めていました。

11月6日の新聞に、こんな投稿記事が載っていた。 「次男が今春やっと大学を卒業し国家試験にも合格して研修医になった。」 「これまでに高校を2度、大学を1度中退し、2度目の大学も入学後すぐ2年間休学した」 とある。医学部だと卒業まで、順調にいって6年。 だとするとこのお子様は現在30歳を 過ぎたころだろうかと思い、ふと投稿者欄に目をやる。 群馬県みどり市在住、無職 69歳。 「息子はコミュニケーションがうまく取れず大学の飲み会に行く前に酒を飲んでテンション を上げないと参加出来ない気質だった。無理して努力して我慢して必死に耐えて、国家試験の 目標に向かっていたが、それが達成でき研修医として勤め始めて2ヶ月半後、とうとう ギブアップした。社会不安障害とも発達障害とも言われ九州の病院に入院している。」 遠い地にいるため、頻繁に様子を見にくことも出来ず、毎日、胸のつぶれる思いだという。 子を持つ親として共感するとともに身につまされる思いだ。が、しかし、よくよく読むと 何やらおかしな事に気がついた。元々、人と接することが苦手で高校を3回代わり、大学を 2回も代わること自体普通ではなく、幼い頃から外遊びを嫌い家の中で過ごす事が多かった 子供だという。 ならば尚更、医局の中の人間関係に苦労する医者の仕事には無理があったの ではないかと誰もが気付くはず。それが近親者は、子供に近すぎて分からなくなるのだろうか。 振り返ればうちもそうかもしれない。研修医2年目の子は病院近くに住み半年に1度しか家に 帰って来ない。果たして自ら描く夢と希望が今の仕事と合っているのか皆目分からない。 今となっては大きな望みはない。ただただ健康でいることだけを願っている。 医局の中で上手く立ち振る舞ってるだろうか? 風邪は引いてないだろうか? 今度、いつ帰ってくる?

11月5日は駒沢で極真連合会の全日本大会が行われ、浜井会長と共に観戦させて頂いた。 試合前は正直なところ新極真レベルとはかなり差があって地方大会レベルとたかをくくっていた。 しかし、違った。特に少年部から上がってきた選手達の動きが早くしなやかだった。 決勝戦の宮崎県山下道場の重松選手と大阪の芦高選手はお互い100kg級。 しかも動きが早い。新極真全日本大会に出ても良いところまで行きそうだ。素晴らしい。 この連合会は華やかさがないが昔からの支部長方が多く参加されている貴重な大会。 私が芦原道場で稽古していた頃の全国支部長一覧。  故芦原館長の稽古が懐かしい。

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