1月 2020

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明日から中学入試の本番だ。この時期はインフルエンザの猛威が   気になるのだけれど、今年はコロナウィルスに釘付けだ。   受験生は体調を整えて、明日からの2週間に備えて欲しい。   今、循環器系内科医として勤務する長男の中学受験は19年も   前のこと。 第一志望校に落ちるなど想像さえしていなかった母親と   長男にとって、初めて挫折を味わった中学受験。医学部受験では   一年浪人。これが二度目の挫折。三度目の挫折は医学部3年生の時。   塾の講師バイトに精を出しすぎ、まさかの留年。これまで数え切れ   ないほどの失敗と挫折を繰り返し、ようやく医師国家試験に合格したのは   4年前の事。エリート意識が強い医者ほど挫折を知らなければならない   と思っていたから、いい経験になったはずだ。ただ子供を医者にする時の   授業料は半端な額ではなかった。その上、浪人、留年をしたものだから   たまったものではない。仕事では社長と営業部門全員との間に立つストレス   にヘッドハンティングされた事を悔やんだものだ。そんな艱難辛苦の頃に   私立医学部の授業料が両肩にのしかかってきた。私は仕事と高額授業料を   払い続けるストレスから逃げるように自分が没頭できる時間に傾倒して   行った。仕事を忘れて普段の時間とまったく違う時間を過ごす。それが空手   だった。仕事と家庭、そして何物にも属さない無所属な時間。その空手の   時間が結構心地よく思えた。やがてこの無所属の時間は雑草のように復活   するエネルギーの源になっていった。

練習がたるんでると言いがかりをつけて、上級生が下級生を シゴくのは毎日の事だった。四年生はそれを許していた。 私は何度も思った。「こんな理不尽がいつまでもまかり通る はずはない」と。でもずっと続いた。そのお陰か、下級生達は みんなキビキビ動いたもんだ。 今では大問題になるような事 が40年前の大学の体育会空手部では日常茶飯事だった。 それをいい経験と言うつもりはないが社会に出てから、いろんな 嫌な事があってもあの時に比べりゃ大した事はないと軽く あしらえるようになった。理不尽に耐性がついたのだろう。 世の中、身勝手な上司と理不尽な人事異動と不公平の中に生きる ものと思えば気軽に、思うように、生きて行ける。 1月19日の極真連合会の全日本空手道大会に続いて、26日も駒沢 でオヤジ王決定戦と東日本チャンピオン王決定戦が行われた。 オヤジ王決定戦では61歳の茶帯の人が優勝させて頂いた。小1男子は ベスト8の盾をもらった。彼らとその会場にいたすべての人達の逃げない心 を讃えたい。君達のチャレンジする姿、カッコいい。 極真空手は強い人が勝者と決まってる。そこには理不尽はない。

プライドが高く上から目線の生き物は医者と政治家と官僚だ。   ジャガー横田さんの旦那を見ていてそう思った。そんな人間を世の中に   蔓延らせる為に、親たちは高い授業料を払ってきたんじゃない。   そして、せっせと高い塾に通わせて、我が子をつまらない安物の人間に   仕上げたかった訳でもない。 今のエリートと呼ばれる方々の中に   これはと思える人は稀で、大半が贋作のようだ。一流大学の受験に合格する事   はテレビのクイズ番組でタレントが人が読めない漢字を読み当てるように   薄っぺらいもののように思えてくる。   日曜の全日本大会で準決勝した師範代は中1男子、小1男子のママ。この人は   人の悪口を言わない。嫌な事があっても翌日には忘れていて、とにかく明るい。    決して運動神経があるとは思えないけれども空手は自分のスタイルが出来   つつある。そして決められた事はやり通す意思がある。 私はそんな師範代   から多くの刺激を受け、自分自身の至らなさをも感じながら空手道と向き合う   日々を送っている。 これからの世の中、試験の点数がいいからと言って素晴   らしい人生を歩めるとは限らない。 医者や政治家になれば安泰だとも言えなく   なってきた。空手の試合では優勝は1人しかいない。あとの人は皆、敗者だ。   負けて学ぶ事は勝者の何倍もある。でもね絶対に勝った方が嬉しいに決まってる。   悔しさは肥やしだ。心を磨く肥しだ。負けて泣いて、勝って泣く。人生、山あり   谷あり。そんな経験が一流大学合格よりもずっとずっと価値ある事だと思っている。    

今日は駒沢オリンピック公園屋内球技場で第50回オープントーナメント   全日本空手道選手権大会が開催されました。 浜井識安会長が作られた「力謝会」から平田先生、「力謝会」の一員である   横浜田中道場から笹井師範代が出場。女子でも拳サポーターなしの試合で   笹井師範代は女子壮年体重無差別で準優勝、平田先生は男子壮年体重無差別   で3位と、2人とも入賞させて頂く事が出来ました。今日、来られなかった   浜井会長も喜んでおられました。今日一日に感謝です。ただ師範代の拳が   試合を重ねるごとに腫れてしまって決勝では思うように突きが出せなかった   のは今後の課題。突きが強い人はこうなるからバレリーを見習わないと。 この試合を引率するには、今日、四ヶ所で稽古指導を担ってくれていた黒帯、   並びに、一般部メンバーのサポートがあっての事。感謝しかありません。   さあ、この準優勝と3位に続こうじゃないか。   君は世界に一人しかいないんだ。その君のポケットにあるものこそが、新しい   世界の可能性だ。君のポケットの声を私に少し聞かせてくれないか。

1月12日は年始合同稽古だった。長津田、すすき野、新石川、桜台など 日頃、別々のクラスのメンバーが集まるのはサマーキャンプ以来の事。 当初、連休の真ん中なので参加者は少ないと思ってたけど、蓋を開けたら 60名の参加で広い桜台道場も人の多さで息苦しく、熱気ムンムンの稽古だった。 今まで日本は景気のいい年もあったし、悪い年もあった。 不幸な災害の年も 感動の年も、いろんな年があった。 その年によって多少の違いはあれど思う事は 全く変わっていない。 私は自分の夢を信じてる。 そして空手クラブの子供達の 夢も信じている。この世にオギャーと生まれた瞬間から、何にでもなれるし、 どんな人にもなれる。私はそう信じている。子供達の想いはいずれ叶うだろう。 そう信じなければ、つまらない一生になる。あきらめた瞬間から本当の幸福は 遠のいていくものだ。だから叶うと信じるのさ。 今年がどんな年になるかはわからない。 しかし、たとえどんな年になっても夢は叶うと信じて疑わない。

年始稽古は1月4日から始まった。 指導は師範代が担ってくれて   多くの方々が、年始稽古に集まって元気に汗を流していた。   「たとえどんな困難が訪れようともそれを乗り越えよう。君なら出来る。」   と今年も1人1人に話して行こう。 年始稽古を師範代がこなしてくれたお陰で私は大晦日からルーマニアと   ブルガリアを廻る旅に出る事が出来た。海外初心者の方はスリ、引ったくりに   出くわしたり、食べ物が合わず体調を崩してホテルで寝込む人もいる。   しかし今回のツアーの方々はさすがに旅慣れていた。まるでメタルマリオの   ような人達は悪魔の邪気を払い、危ない場面に出くわさないように出来   上がっている。世の中には阪神大震災を生き延び、JR西日本福知山線脱線事故   の1両目に乗車していてもかすり傷程度の人も居る。その人達には簡単に言うと   「運」がある。家柄や性格の良し悪しに比例しない運がある。   1月3日、トルコの南に隣接するイラクでイランの司令官がアメリカ軍に殺害された頃、   ツアーはトルコの北に隣接するブルガリアにいた。イランが司令官の喪に服している6日に   ツアーはトルコ経由で予定通りに帰って来て来た。8日イランがアメリカ軍に報復した。   運のいい人達の中に私は紛れていた。 メタルマリオになる方法は知らない。でも何となく   運のいい人達の中に居ると何だか自分もメタルマリオのように思えてくるから不思議だ。

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