習慣を変えてみよう
1日を通して私たちは驚くほど多くの選択を重ねながら生きている。 朝からお茶にするか、コーヒーにするか、電車に乗る車両を階段の 近くにするか、先頭車両でいつもと違った風景に身を置いてみるか。 しかし多くは、いつも通りの飲み物を飲んで、いつもと同じ時間に家を 出て、同じ車両の同じ場所で吊り革をつかんでスマホを観ている。 1日は24時間しかないのに私は自分の習慣の中にずっと生きていた。 あ〜、今日もいつのまにか終わったなあ。 今日一日何をやったろう? そんな日を私は何日もやり過ごして来てしまった。 でもせっかく生きているなら、一流を目指してみたい。 自分に出来るかどうか分からないけど、習慣を変えてみようか? そう思ったのは28歳の頃だった。 自分自身の明日の為に。 明日をカッコよく生きる為に、変えてみよう。 それから34年。 あっという間の事だった。
正々堂々
去年の10月12日は最強の台風19号が横浜を通り過ぎて行った。 翌13日、横浜文化体育館でIBKOの全国大会が行われケイタは 全国レベルを目の当たりにする事になる。初戦の相手、A君は 最強だった。ケイタはまるで台風19号のようなA君に吹き飛ば されてしまった。 ちょうどその日の夜、ラグビーワールドカップで日本は宿敵スコットランドに 正々堂々打ち勝つのを観て感動したのを今も覚えている。 正々堂々がいいんだ。子供達には、それを伝えて行かねば。 姑息な手段で勝っても感動なんてあるものか。力をつけよう。本当の力を。 あれから1年、今年も予選を勝ち上がり全国大会に駒を進め最強のA君に 会えた。初戦、2戦と危なげなく勝ち上がったケイタの前に立っていたのは 前年優勝の最強のA君だった。本戦、延長で決着せず旗判定で2:1で 惜しくも負けた。やはりA君は強かった。それしかない。また出直そう。 まだ及ばなかったケイタだけど、あのA君に延長、旗判定まで持ち込めたんだ。 よく頑張った。胸を張っていいぞ。ケイタ、強くなったな。 それもこれもみんなA君のお陰かもしれない。 大阪から来た内田塾のA君、本当にありがとう。 最近、毎週のように新しい子供達が増えて来ている。 その新しい子供達も正々堂々と胸を張って生きる子になって欲しい。 いつもそんな事を思いながら子供達を診ている。
IBKO全日本大会
横浜武道館に朝8時半に着いた。コロナ禍の中で空手道選手権大会は中止が 相次いだ。そんな中のIBKO全日本大会と神奈川県大会の開催は空手道を志す 子供達とご父兄、そして各道場の先生方に熱い熱気と夢を与えてくれた。 坂本派の方々には本当に感謝、感謝の1日でした。 全日本大会結果、二年生がベスト4、三年生がベスト8。 来年開催予定のワールドカップ出場権を獲得したのは一年生1名、二年生1名。 決して下がらずチャレンジし続けた君。 心臓が焼けるくらいフル回転するほど頑張っていた君。 焦って緊張し、いつものおどける仕草を失っていた君。 鉛の足を必死に前に蹴り上げていた君。 重りを担いだ身体で突きを放ち前に前に出て行こうとしていた君。 よく頑張った君達を誇りに思っているよ。今日の1日をありがとう。 勝っておごらず、負けて腐らず。
坂本派全国大会
今日は横浜武道館で坂本派型全国大会が開催され、横浜田中道場から マスターズ男子、マスターズ女子、シニア男子の三部門に6名が出場し 5名が、来年開催されるワールドカップへの出場権を獲得。 マスターズ男子 ハネダ2級が優勝。 マスターズ女子 オカ2級が3位、タマル2級が4位。 シニア男子 アラ初段が準優勝。 フクニシ2級は惜しくもワールドカップへの出場権は獲得出来ず。 2016年にササイ師範代がマスターズ女子で優勝、2017年も優勝。 この伝統を受け継いでくれた事が嬉しい。ササイ師範代は1月の連合会オープン トーナメント組手壮年女子で準優勝し、型と組手で成果を出していた。今回は みんなのサポート側にまわってくれて、みんなを励まし導いてくれていた。 よく練習していたし、よく踏ん張ったよ。おめでとう㊗️ 今日は指導があったので私は彼らの勇姿を見る事は出来なかったが明日は 指導を代わってもらい子供達の勇姿を見に横浜武道館に行く。 子供達の全国大会と神奈川県大会だ。 コロナ禍の中、よく頑張ってきたから。 この子達の汗と涙をずっと見て来たから。 明日はチャレンジするこの子達の純粋な心に会わずにいられない。