「何事にしろ、一つのことを続けるというのは難しい。年月が経つと最初の情熱も冷めてきてしまう。だから一つのことを長く続けることが出来ないというのが普通なのかもしれない。大したことでもない事であっても十年一日の如く続けている人を見ると、何となく尊敬の念を抱いてしまう。それを続けてきた、その人の忍耐と努力に、ただただ素晴らしいなと思ってしまう。」
19歳の私はそんな事を思っていました。暇な大学生でした。今、47年が経ちましたが、それでもその想いは何も変わってないことに気づきます。根を詰めて大上段に構えていなかった事でサラリーマンは42年、そして空手は47年続けることが出来ています。気楽に考えてきたから続いたのでしょう。
あと13年続けてみたら、どんな風景に出くわすんだろう。
あと13年で私は80歳になります。そのころに年中さんは18歳、今の高校生は31歳。いったい彼らはどんな人になってるんだろう。それを想うと早く13年後の彼らに会ってみたいと思うのです。
