1月は体調を整えて受験に挑まないと。最後は体力勝負だ。中学受験、高校受験、大学受験、国家試験のすべてが第四コーナーを回った。お正月気分なんか味わってられない。目指して来た目標にあと少しなんだから当たり前だ。息子達の受験をいくつも経験して思う事は、番狂わせはつきものという事。あの子があそこに受かるなんて、、、あの子がA判定なのに落ちるなんて何があったのかしら、、、。しかし、それが本当の力だ。今はそう思う。医師国家試験は3日間。その大事な3日間の初日に熱を出した人がいた。どんなに春から秋まで体調万全であっても最後の最後の冬、3日間の試験の当日に39℃を出す人は、悔やんでも悔やみきれないだろう。今年は試験会場にも入れまい。しかし、それが実力なんだと思う。もう一回チャレンジしなさいと言う事だ。国試浪人は精神的にきつい。極端に言うと家族、親戚に会わす顔がなくなる。東大医学部を卒業した子なら尚更だ。長男は1月1日の夕方から当直、翌日昼まで病棟の回診で今日3日に帰って来た。1日の当直では夜間に10人。心筋梗塞、胆嚢炎など。いろんな試験を受けて今は循環器内科医になって多くの人を診て来ている。中学受験が1番キツかったと今でも言う。まだ子供の身体なのに受験前は毎日10時間をこなして来た。その耐える力が医師国家試験に効いようだ。1月は受験本番だ。そこまでに育んで来た体力が最後にものを言う。私は今でもそう思っている。