2011年10月11日に大津市で起こったようなことが、また繰り返された。
中学校に上がるとイジメは陰湿化して日常化することは周知の事実なのに。
また、同じことが起こったという。
中学生からが危ないのに。
それもまた中学2年生だ。
夏休みを跨ぐとまた、同じようなことが別の場所で繰り返されるだろう。
校長も、担任も何も変わってない。 そこに居た親の発言も。
マスコミは、イジメが起こるとハイエナのように群がっる習性がある。
事が起こる前にその流れを止めることをせずに群がる。
空しくはないのだろうか?
子供たちにとって、両親は生まれた時からずっと親だった。
でも、その親には、子供が生まれる前の人生もあったのだ。
二人が出会った頃が幸せだったのか、 それとも結婚式のウエディングドレスを着た時が
一番幸せだったのかは分からない。 しかしもっと幸せな時は、大きなお腹を抱えて心音を
聞いていたころだろう。 やがて陣痛を迎え、奇跡の出会いを果たすことになる。
頬を伝う涙は本物だ。 子供の泣き声はそれまでの苦労をすべて忘れさせてくれる。
そんなひと時がきっとあったことだろう。
校長にも、担任にも、そしてその父親にも。
ジャングルには、そんなか弱い生き方はない。
ジャングルには、そんな無責任な生き方もない。
ジャングルには大いな生きる力がみなぎっている。
ジャングルの王として君臨していた白いライオン・パンジャは人間に捕らえられた妻・エライザを
助けようとして銃弾に倒れた。エライザを動物園に入れるため、人間たちが船で輸送する途中、
エライザはパンジャの血をひく白い雄ライオン・レオを出産。
レオを動物園などに入れられる訳にはいかないと、エライザはレオを脱出させ、「ジャングルへ
戻りなさい」と命じる。その後、嵐に巻き込まれ船と共にエライザは沈んでしまう。レオは心優しき
人間のケンイチたちに助けられ、ジャングルへと戻る。
レオは人間たちの文化を活かしてジャングルを改革し、そこにいる仲間たちを守り、人間語も
話せるようになる。そして、ジャングルを荒らす人間たちと戦い、勝利、そして、幼なじみの雌ライオン
ライヤと結婚する。
この空手クラブには掟がある。
弱い者イジメは許さない。 女の子には優しく。
イジメられる子供にはその子供独特の、イジメの対象になりそうな匂いがある。
この空手クラブではその匂い、その片鱗を消すための訓練がある。
泣いても、逃げようとしても、その心の訓練は経験させねばなるまい。
この横浜青葉区と緑区にはナマハゲが出没する。
そのナマハゲは厳しくも、暖かく子供達を見守っている。
世間はジャングルよりも冷たく弱者を放置する。
第三者委員会など山ほど設置しようが、弱者へのイジメはなくなりはしない。
ただ大事な事は、その本人が、どんなに冷たい雨・風に見舞われたとしても、
どんな理不尽な行いが横行していたとしても、凛とした心の強さを携えているかにある。
ナマハゲは、その一人一人の隠れたスイッチを探し出し、それを押してあげる。
あなたの息子や娘がレオやライヤになるまで私はナマハゲでいようと決めている。