とにかく明るい
プライドが高く上から目線の生き物は医者と政治家と官僚だ。 ジャガー横田さんの旦那を見ていてそう思った。そんな人間を世の中に 蔓延らせる為に、親たちは高い授業料を払ってきたんじゃない。 そして、せっせと高い塾に通わせて、我が子をつまらない安物の人間に 仕上げたかった訳でもない。 今のエリートと呼ばれる方々の中に これはと思える人は稀で、大半が贋作のようだ。一流大学の受験に合格する事 はテレビのクイズ番組でタレントが人が読めない漢字を読み当てるように 薄っぺらいもののように思えてくる。 日曜の全日本大会で準決勝した師範代は中1男子、小1男子のママ。この人は 人の悪口を言わない。嫌な事があっても翌日には忘れていて、とにかく明るい。 決して運動神経があるとは思えないけれども空手は自分のスタイルが出来 つつある。そして決められた事はやり通す意思がある。 私はそんな師範代 から多くの刺激を受け、自分自身の至らなさをも感じながら空手道と向き合う 日々を送っている。 これからの世の中、試験の点数がいいからと言って素晴 らしい人生を歩めるとは限らない。 医者や政治家になれば安泰だとも言えなく なってきた。空手の試合では優勝は1人しかいない。あとの人は皆、敗者だ。 負けて学ぶ事は勝者の何倍もある。でもね絶対に勝った方が嬉しいに決まってる。 悔しさは肥やしだ。心を磨く肥しだ。負けて泣いて、勝って泣く。人生、山あり 谷あり。そんな経験が一流大学合格よりもずっとずっと価値ある事だと思っている。
極真連合会全日本大会
今日は駒沢オリンピック公園屋内球技場で第50回オープントーナメント 全日本空手道選手権大会が開催されました。 浜井識安会長が作られた「力謝会」から平田先生、「力謝会」の一員である 横浜田中道場から笹井師範代が出場。女子でも拳サポーターなしの試合で 笹井師範代は女子壮年体重無差別で準優勝、平田先生は男子壮年体重無差別 で3位と、2人とも入賞させて頂く事が出来ました。今日、来られなかった 浜井会長も喜んでおられました。今日一日に感謝です。ただ師範代の拳が 試合を重ねるごとに腫れてしまって決勝では思うように突きが出せなかった のは今後の課題。突きが強い人はこうなるからバレリーを見習わないと。 この試合を引率するには、今日、四ヶ所で稽古指導を担ってくれていた黒帯、 並びに、一般部メンバーのサポートがあっての事。感謝しかありません。 さあ、この準優勝と3位に続こうじゃないか。 君は世界に一人しかいないんだ。その君のポケットにあるものこそが、新しい 世界の可能性だ。君のポケットの声を私に少し聞かせてくれないか。
夢
1月12日は年始合同稽古だった。長津田、すすき野、新石川、桜台など 日頃、別々のクラスのメンバーが集まるのはサマーキャンプ以来の事。 当初、連休の真ん中なので参加者は少ないと思ってたけど、蓋を開けたら 60名の参加で広い桜台道場も人の多さで息苦しく、熱気ムンムンの稽古だった。 今まで日本は景気のいい年もあったし、悪い年もあった。 不幸な災害の年も 感動の年も、いろんな年があった。 その年によって多少の違いはあれど思う事は 全く変わっていない。 私は自分の夢を信じてる。 そして空手クラブの子供達の 夢も信じている。この世にオギャーと生まれた瞬間から、何にでもなれるし、 どんな人にもなれる。私はそう信じている。子供達の想いはいずれ叶うだろう。 そう信じなければ、つまらない一生になる。あきらめた瞬間から本当の幸福は 遠のいていくものだ。だから叶うと信じるのさ。 今年がどんな年になるかはわからない。 しかし、たとえどんな年になっても夢は叶うと信じて疑わない。
メタルマリオ
年始稽古は1月4日から始まった。 指導は師範代が担ってくれて 多くの方々が、年始稽古に集まって元気に汗を流していた。 「たとえどんな困難が訪れようともそれを乗り越えよう。君なら出来る。」 と今年も1人1人に話して行こう。 年始稽古を師範代がこなしてくれたお陰で私は大晦日からルーマニアと ブルガリアを廻る旅に出る事が出来た。海外初心者の方はスリ、引ったくりに 出くわしたり、食べ物が合わず体調を崩してホテルで寝込む人もいる。 しかし今回のツアーの方々はさすがに旅慣れていた。まるでメタルマリオの ような人達は悪魔の邪気を払い、危ない場面に出くわさないように出来 上がっている。世の中には阪神大震災を生き延び、JR西日本福知山線脱線事故 の1両目に乗車していてもかすり傷程度の人も居る。その人達には簡単に言うと 「運」がある。家柄や性格の良し悪しに比例しない運がある。 1月3日、トルコの南に隣接するイラクでイランの司令官がアメリカ軍に殺害された頃、 ツアーはトルコの北に隣接するブルガリアにいた。イランが司令官の喪に服している6日に ツアーはトルコ経由で予定通りに帰って来て来た。8日イランがアメリカ軍に報復した。 運のいい人達の中に私は紛れていた。 メタルマリオになる方法は知らない。でも何となく 運のいい人達の中に居ると何だか自分もメタルマリオのように思えてくるから不思議だ。
2019年最後の稽古
毎年の恒例です。最後の稽古は1000本突き、1000蹴り。そして連続スパーリング。 青葉台クラスでは1000本突きで締め括り、夕方のすすき野クラスでは連続スパーリング で締め括りました。 年始は1月4日の新石川本部稽古から始まります。 みんな、元気に休暇を楽しんで下さいね。来年も目標を持って頑張りましょう。 今年1年、多くの皆様のご愛顧を賜わり汗と涙の時を共有できた事に心より感謝 申し上げます。ありがとうございました。 子供達の成長が楽しみです。 強い心に出会う瞬間が楽しみです そんな来年が本当に楽しみです。
子育て
会社員として生きて肩書きに一喜一憂しながら会社に守られて生きる人も いずれは定年を迎え、否が応でも会社員としての服を脱ぐ日が来る。 風邪を引いても有給に守られる気楽な稼業を辞めて裸一貫となる日が いずれ来る。 そんな時の為に自分にはいったい何が残り、何が出来る のかを真剣に考えておかねばならない。 これからの時代を生きていくには、その事を出来るだけ早くから考え 自己を確立するため、日々、努力することが大切だと思う。 事に当たって壁にぶつかり悩んでみても、動じず、それを乗り越える。 何か行動を起こしてみようと心に刻んでみても、上手く行かず1度や 2度は大きな壁に阻まれるのは当然と心得る。 上手く行かない? 望むところだ、その壁を越えるたびに自分の可能性は劇的に広がる。 きっと、そうなる。 明日、それが確信になるさ。 そんな気概をいつまでも持っていたい。 そんな親の後ろ姿をいつも観ている子供は知らず知らず一本筋の通った 考え方を持つようになっている。 子育とはそのようなものでは ないかと思っている。
懐かしい顔
最近、試合モードの人達が増えて来たように思います。 何故だろう? 「試合がすべてではないので、それよりも、毎日必ず勉強する習慣をつけなさい」 と言ってきたのに、試合モードの人達が増えて来た事が不思議です。 とは言え、自分自身もそんな親御さん達の試合に対する熱心さに背中を押されてる んだなあ。確かに子供と一緒に泣いて、笑って、ドキドキ、ハラハラしてる人達は元気だ。 明るく元気にまさるものはなし。 でも「今日30分勉強しようか」は、これからも必ず言うからね。 先日の新極真木元道場様主催の全関東大会で、「先生、お久しぶりです。」と 突然、声をかけられた。「覚えてますか、ウチノです。中1になりました」 6年ほど前だろうか、小1のころに出会っていた顔が思い出された。咄嗟のことで 頭の中の記憶をたぐるので精一杯だった。「今日、試合に出るのかい、頑張れよ」 もっと気の利いた言葉をかけてあげれば良かったと悔やまれる。この子の顔が 以前にも増して素直な顔で利発そうに見えた。そんな懐かしい子に会えて何だか 嬉しかった。素直に育つ環境が、きっとその子の周りにあるんだろう。 いい1日をその子から受け取った気がしました。 ありがとう。 2週間ほど経って改めて、素直に育つ事の大切さを思い起こしてます。
悔し涙
平塚の清武会トーナメントは一年生が3位、二年生が4位。2人とも よく頑張った。ここまで悔し涙を何度流したことか。それでも諦めず 頑張れたのは家族の理解とバックアップの賜物。2人は家族に感謝だね。 マスターズII軽量級に参加した61歳は準優勝。会社員として定年後 再雇用され仕事と家族との間で試合参加。素晴らしい。 今日参加のそれぞれの試合動画も観させてもらいました。勝ち負けは 時の運だから勝った負けたは気にしない方がいい。家族で一緒の目標を 持って次に活かそうねと話しあえる親子であったら、これに勝るものはなし。 みんな、今日はお疲れ様でした。入賞した2人の子供達には今度会ったら いっぱい褒めてあげよう。 平塚で試合が行われている間、私は青葉台で4人の少年部の黒帯授与式を 行っていました。六年生が3人、中1が1人。6年〜7年、よく辛抱し耐えたと 思います。おめでとう。その授与が終わって、夕方の稽古指導に。朝から 夕方まで相変わらずの指導三昧の1日でした。すすき野では小学校高学年 と中学生、大人が集まり、熱のこもったスパーリングが行われました。 小6、中2の中には170cmを超えていて、同学年の生徒より頭一つ抜けている 子供達がいる。一般部の大人の人達が可哀想。中3男子は空手部がある高校を 目指すらしい。部活で稽古して土日、ここで練習するという。パンチは大人同等か それ以上になってるから高校で練習をするようになると、きっと大人も歯が立たなく なってしまうはず。そんな子供達が彼らの後に何人も控えているのが嬉しい。
試合が続きます
今日は新極真全関東大会に3名出場。 一年生、二年生ともに初戦突破 するも2回戦で変則上段廻し蹴りで技あり取られて惜しくも敗退。 二年生の初戦の相手は長野県優勝者。あっ、またこのくじ運かと嘆いて みても子供達には勝てるから行って来なさいと送り出す。しかし、世の中 下駄を履くまでわからないもので、なんと上段廻し蹴りを決めて技ありで勝利。 マスターズ女子では1か月前に男性相手のスパーリングで右足のコウを強打し、 まともに蹴れない状況のママが2段の意地をかけて参戦。1回戦はなんと横に回り ながらの攻めで勝ったものの、その右足を強打し、痺れで動けない状況に陥って しまいました。準決勝では同じ2段を相手に左足のみの戦いで延長戦の末、惜しくも 敗退。よく頑張りました。 「自分に負けました」とのコメントは立派なもの。 来週日曜日は平塚の清武会トーナメントに23名が参戦します。 勝っておごらず 負けて腐らず。勝敗は時の運。 ただその時の自分を受け入れるのみ。強い心は 強い志がある人だけが得られるもの。 「もうダメだ」はまだ早い。 3年先の 自分に可能性を残しておこう。 自分を信じよう。 明日を信じよう。 ただただ真面目に、正直に生きていれば、きっとなんとかなるから。 試合があっても稽古はいつも通り、変わらず四ヶ所で行われていました。指導員達 に感謝です。いつかは松井派の上田幹雄選手やボクシングの井上選手がうちのクラブ からも出て来てくれると信じて、また夕方のクラス指導に向かいました。
松井派世界大会
大山総裁が他界されて25年が経ち、初めて松井派の世界大会を見させて頂き ました。 日本の上田選手と星選手が勝ち上がる予感。。 子供も有料なので新極真に比べ子供達の姿が少なく、華やかさに欠ける と思いましたが、しかしニュージーランド、オーストラリア、ブラジル、中東、 そしてインド、スリランカ、中国、モンゴル、ロシアまで、参加国は多く外人が 新極真に出てる外人よりも大きい。昔の極真世界大会は確かにこんな感じだったな。 ブラジルのイカロ・ナシメントは210cm 145kg、ニュージーランドの ルーカス・マクキノンは188cm 145kg など190cm 100kg超えは ざらで、やけにデカい。昔の極真はそんな大きな外人でも下がらず小さな日本人が 勝ち上がって行った。久しぶりに極真の醍醐味に触れました。 ブラジルのイカロは1日目を勝ち残った。 2日目が楽しみです。 うちの空手クラブの子供達にも可能性がある。そう信じている。 土曜の夕方の稽古指導に戻らねば。そして日曜日は朝から夕方まで雨の中を 移動して子供達の頑張りを引き出してあげよう。 休んでる暇などないし休みたくもない。