6月 2021

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茨城県で全日本ジュニアチャンピオンシップ選抜大会が行われていた頃、私は大森にいた。極真会館 力謝会主催の顔面あり・金的あり第1回プレ全日本大会が行われたのだ。士道館から添野総帥、大久保館長、村上竜司最高顧問、佐藤館長代行、国際F・S・A拳真館羽山館長らが列席の元、55kg~130kg迄の選手が対戦した。副審は仁心道場柚井知志師範、日本拳法の師範方で顔面あり・金的ありの試合が始まった。バッティングによる流血はあれど大きな怪我もなく終えられたことに感謝です。優勝は51歳、94kgの山本雅樹選手(ビクトリーカラテスクール代表)、準優勝は24歳、55kgのラスタ選手(キックボクシングRISEバンタム級2位)でした。 人がどんな試合を成せるかは、人がこれからどんなふうに生きていくかにかかっている。人を押し倒して生きていくのか、弱者に手を差し伸べて生きていくのか。今日、私はほとんどの試合の主審をこなした。試合前は喧嘩同然になってしまうのでないかと危惧していましたが蓋を開けたら参加された選手一人ひとりの真剣な眼差しと相手への尊厳を忘れない態度に救われました。浜井会長、菊〇先生、スタッフの方々、皆様に感謝です。

今日は茨城県で開催された全日本ジュニアチャンピオンシップ選抜大会で小学3男子重量級でケイタ優勝、大人初級40歳以上の部体重無差別でツヨシさんが3位入賞。一般中級に出場したトシヒロさんは惜しくも敗退。でもよく頑張った。 私はいつも思う。まぶしい自分になることも、良き友を得ることも、信念を発見することも、1年や2年じゃできやしない。いいものは時間がかかる。すぐに手に入るものは砂のように零れ落ちていく。本物を手にするのはなんて難しいんだろう。 今日の4人と、そして一緒にいてくれた陽子先生、同行したご家族にささやかな乾杯をしたい! よく頑張ったよ。

2003年1月の新聞の全面広告にガンジーの写真とともにこう書かれていた。「善きことはカタツムリの速さで動く」ーーーガンジー。当時私は44歳だった。心打たれた広告だったので今でも覚えている。学校の成績は中ぐらいで臆病な生徒だったガンジーは並外れた道徳心の持ち主だったと書いてあった。仕事に明け暮れ、出張・出張の毎日。道徳心という言葉すら使うことを忘れていた頃だった。到底、ガンジーのようなことは出来そうにないけど、この言葉だけは何度も噛みしめて行こうと心に決めて仕事と空手に打ち込んでいた。会社では昇進・出世の波にも乗りたかったし、子供の医学部受験もうまくいって欲しかった。そんな時に、一息入れて、あたりをゆっくり眺めてみなさいと言われたような気がした。 1日一歩、3日で三歩、三歩進んで二歩下がるという歌がある。そのころの私は二歩も下がったら、悔しくて夜も眠れず、二歩の遅れを取り戻そうと必死になっていた。成功を焦っていたのだ。あれから18年が過ぎ、今、キッズ空手の保護者の方々を見ていて、ふとこの言葉を思い出した。 カタツムリの速さは見落としがちで、それでは足らなさそうに思えて、じれったく思えて、もどかしいという顔に見て取れた。ちょうど自分も三十代、四十代はそんな感じだった。子供の成長に一喜一憂し、ハラハラドキドキしてしまう。私もまったく同じようだった。しかし安心しましょう。子供たちはカタツムリの速さ成長しているのだから。

夜23時~25時までの間、ゆったり音楽を聴いたり、本を読んだり、椅子に座ってただボーっとしている。1日の中の自分一人の時間が取れることが何より嬉しい。仕事でも、新たな取組でも壁が立ちはだかって身動きが取れなくなってしまう時がある。そんな時はじっくり考える時間が必要だと思う。私の夜の時間は貴重な時間だ。考える時間。心をニュートラルに戻すための大事な時間だ。そして自分の心の落としどころを探る時間でもある。「下手でも、みっともなくても、毎日やり続ければ能力になる。」、 ただそのことだけを頼りに毎日毎日同じことを繰り返している。毎晩エミリー・ブロンテに聞き、遠藤周作に尋ね、松下幸之助にうなずいている。空手は心だ。いつも心をニュートラルにしておかねば。そう思って夜の時間を大切にしている。下手でもみっともなくても毎日やり続ければ能力になる。子供達にそれをどうやって伝えようかと毎晩考えている。

5月30日、三か所で113名の昇級審査会を行った。コロナ禍であるために入室時にはマスク着用、アルコール洗浄、検温を行った。もちろん換気のために窓・ドアを開放して行った。 スパーリングでは出来るだけ異なる教室のメンバーを対戦相手に選んだ。いつになく真剣な顔だった。スパーリングでは保護者でなくても目頭を熱くする場面に何度も出くわした。子供達、そして一般の男性・女性の方のそれぞれの事情を背負った審査会は無事終了。お疲れ様でした。みんなよく頑張った。初級の子供達のスパーリングは腕力でもテクニックでもない。勢いと度胸だ。君たちはこの先、生きていけば、小さな峠を何度も登っていくことになる。そんな峠に出くわす前に少しくらいの度胸はポケットに準備しておかないと。がんばれ、ちびっこたち。

日曜日は毎週試合がある。先週の不甲斐なさを晴らすかのように清武会カップは勝ち上がって行った。2年生Ⅿかんた準優勝、3年生Sけいた準優勝、4年生は1.2フィニッシュ。6年生Mせいたろう4位。よく頑張った。おめでとう。応援に駆け付けてくれた方々、指導者のササイ先生、ありがとうございました。 でも勝負はまだまだ。マラソンは始まったばかりさ。この子達が中学生になったらシニアの方々はまた大変な目に合い続けることになるかもしれない。今でも中高生に手を焼いているんだから。そして私は試合には行かず毎度のことながら日曜も4か所で稽古を行い、この子たちの後を追う子供たちを育てている。

今週日曜日は坂本派、来週日曜日は清武会。毎週毎週試合が続く。コロナ禍の中でも自分を磨いてきた成果を自分自身で見てきて欲しい。物事に取り組む姿勢が中途半端では結果は、きっとゼロだ。その一瞬を、その1時間を、その1日を精一杯頑張る。そんな取り組み方を教えてきた。中途半端はゼロ。ゼロ+ゼロ=ゼロ。そしてゼロ✖️ゼロもゼロ。子供達が成人するまでその事を忘れないで生きて行って欲しい。

力謝会のメンバーとなって1年半ほどが経ちました。元々、浜井識安氏とは10年前からお付き合いをさせて頂き浜井派神奈川県支部を立ち上げておりましたが、4年前に浜井派からは独立させて頂き、極真会館横浜田中道場として活動しておりました。その間も会長との関係は一切変わらずにおりましたが、会長がバトルフィットネスを開設し何名かが会長の元で稽古に励むようになり「力謝会」という空手団体を創られていました。ならばという事で気の合うメンバーが集まって出来た「力謝会」に当方も参加する事となった次第です。 昨日、バトルフィットネスのキッズ空手で浜井会長が体験の子供に空手を教えているところに自分も居合わせ、いつのまにか自分もその子と一緒に声を出していた。 「力謝会」にはこんな流れで自然に参加するようになりました。浜井会長と気の合うメンバーだから一緒にいて疲れないし、自然な流れのように思えます。そんな中、昨日、会長から柚井師範も加わったと聞きました。確か大自然流仁心会と名乗っておられたと会長にお話ししたところ海外のメンバーから何故、極真を名乗らないのかと言われていたところ浜井会長とのつながりから「力謝会」に参加されたと伺いました。やはりそれも自然な流れだ。

木曜から録画したドラマをずっと観ていて、先ほどようやく完結編を見終えた。12年も前のドラマだったんだ。でも初めて見た。なんで今日までこのドラマに出会わなかったんだろう。原作は漫画だったんだ。それも21年も前の漫画だ。長男が10歳のころのジャンプか。漫画大好き少年だったんだからきっと見ていたんだろう。日能研のリュックを背負って立ち読みしていたのかもしれない。医学部受験まであと8年、医師国家試験合格まであと16年もかかるとは当時の長男も分かってはいなかっただろう。今、私は12年の前の「JIN-仁」にハマってる。

2014年にNHKで放送されたイギリスの番組「7年ごとの記録」を観て私は以下のブログを書いてました。そして今年3月4日から3週に渡り、その7年後の63歳になった彼らの今を観る事になりました。1964年に始まったこの番組は子供達をずっと追っているのが凄い。そして彼らが実際にどうなっているのか。子供は生まれて7年でほぼ方向が決まるという。その仮説を実証している番組です。やはり人間はその仮説通りになっているようです。 先日NHKで7歳の子供達を7年ごとに撮影し現在56歳になっている人たちのドキュメンタリーがありました。 良く撮れたものだと思います。 それも49年間も何人かの行く末を追い続けるなんて凄い。引っ越しをして結婚・離婚を繰り返す人。昔、子供の頃に語った自分の夢をそのまま実現している人。様々です。  現在のその人の映像と子供の頃、高校生の頃、大学生の頃の会話、その後、職に就いた頃の会話。 一人の人生がそこにありました。 そこに映っていた子供たちは思っていたような人になって、そういう人生を歩んでるのです。 やはり人間、幼少のころ、小学校のころの純粋な心にどんな人生を描いてあげるか非常に大事なんだと思います。日々子供は成長しているので、その子供達に感動を与え、そしてそうなりたいと思わせる紙芝居を見せてあげていると、純粋な心であればあるほど、やはりそうなるものなんだと、あらためてそう思いました。 私は子供にはお節介を焼くのが好きな方でしたけれども、今思うのは、それはマイナスであって子供にはあまりあれやこれやと世話はやかない方がいいということ。それとただ、将来の紙芝居を見せてあげるだけで十分、子供は理解し自分で心に焼き付けて行くものだと思っています。長男が7歳のころ医者のいいことばかりを話してました。 14歳のころ、夢をあきらめそうになっていました。21歳にころ、まだ夢の途中です。 来週長男は24歳。その夢が実現するのには、まだあと2年半が必要です。 その夢が叶うまで、あまり近づきすぎないで見守っていようと思います。

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