過保護
自分の子供が一番で、いつも我が子にはスポットライトが当たっている。 そう思っておられるご父兄様は多いようです。 そして、同じようにお子様の面倒を見すぎて、我が子が命、子供の一挙手一投足まで 気になって、一日中頭の中は我が子のことばかり。そんな方も少なくありません。 子供はのびのび育って欲しいものです。 その為にも、あまり子供に干渉せず、見守ることをお薦めします。 しかし、この「見守る」こと、これが何とも難しいのです。 ついつい、「これはこうしなさい」 「それはこうするの」と言ってしまいます。 神様が私達を見守ってくれているように どうかお子様の成長を信じて、すぐに手を差し伸べず、見守ってみて下さい。 もう春です。 時折、柔らかい風が吹いて 「負けるなよ」 と子供達の背中をおしてくれています。
87名の昇級審査会
昨日は3カ所で87名の昇級審査会を行いました。 そもそも1カ所で行えばいいものを3カ所に分けているのは、駐車場の問題が いつも付いてまわるからです。横浜は駐車場が高く、停めるのに一苦労。 已む無く時間を分け、場所を分けて実施してきました。昨日の受審したのは 5歳から60歳までの男女。そして多くは子供達。 この子達もいずれ社会に出て 見ず知らずの人達の中でもまれることになる訳で、性格の合わない人や、気に 入らない人達とも延々と顔を付き合わせながら、生きていかねばなりません。 最初はひとりぼっちでも、心のふれあいを見出し、たくさんの仲間を作って、 最後にはジャングルの王様になればいい。 頑張れ、ひとりぼっちに負けるな!
中の上からの東大生
勉強の塾に入れないと落ち着かないママが増えているのでしょうか。 やたらと気持ちを煽るように、急き立てるように塾の話がママ達の間で 飛び交っています。それに引き換え中高一貫の私立に入れなくてもいい じゃないかと考えてる人たちもいます。 塾に入れずに公立中学校、公立高校、そして国公立の大学への入学に至れば 大変、素晴らしい。 このパターンが一番です。 2月16日の土曜日に、すすき野クラスで稽古を積んでいた現役東大生M君が久しぶりに 顔を見せてくれたので、彼の勉強方法などを稽古の後に子供達と親御さん達に 話してもらいました。 いろんな話がありましたが、サピックスに5年生になってから入り、真ん中の クラスであった彼。そんな彼が頑張って一番の上のクラスに這い上がり、横浜山手の聖光に入って からは塾にも行かず東大理科一類に現役合格を果たしたので、非常に説得力のある話だったと 思います。 空手で生き方を学んでもらい、勉強方法も学んで欲しい。 私自身、子供を医学部に 入れた経験から、医者への道は、あきらめなければ、すぐそこにあると伝えたいのです。 そういう意味で、この空手クラブは自然と文武両道を試す実践の場となっています。 受験の際に出くわす10時間の勉強に耐えるために健康な体と辛抱の心を研いて 欲しいと思って居ます。M君の話が終わっても、ずっとM君から離れず話し込んでいた春からの 高校三年生。何か心に残ることや、ひらめくものがあったかな? 少しでも心に残る話があった なら、それで十分。家に帰ったら、そのヒントを試したらいい。 ガンバレ受験生!
あきらめない
あっという間に2月も半ばになっていました。 つい先日、中学受験が始まったと思ったら もう学校に受験が済んだ子供達も戻って来たようです。 受験が終わって、鬼は外も終わって、 そろそろインフルエンザも下火になってきました。 さてさて、世間様はどうあれ、空手の稽古 だけは、雨が降っても、風が吹いても、いつもと変わらぬ稽古が淡々と行われていました。 「鬼は外」と言っても、実際に鬼を退治するのは大変で、何度も何度も同じ失敗を繰り返し、 そのたびに決意を新たにします。しかし、自分はいつも失敗や過ちを繰り返すからと言って、 決意や決心をやめてしまったら成るものもなりません。 子供達の場合も同じではないでしょうか。 子供達が何度も失敗しても懲りることなく、 親や家族、そしてまわりの人達の励ましで、気を持ち直し、またやってみる。 そうすると 上手く行く時がたまにある訳で、要はあきらめないで繰り返し続けて行くことが大事なのでしょう。 あっという間に過ぎてしまった節分には、そんなことを思いながら子供達の頭を撫でてました。 「頭、よくなれ、心、強くなれ、そして風邪に負けない強い身体になれ。」 桜が咲くまであともう少し。 さあ、また頑張ろう!
中学受験
今日は2月3日。中学受験の本番が始まってもう3日目。第一希望の結果が出て、第二希望に 掛けたり、第三希望のスケジュールを見直したり、子供達の親御さん達は気が休まりません。 そんな親御さん達が枕を高くして寝られるのは、インターネットで合格番号を見つけた夜です。 今日も、そんな親御さんから、嬉しいご連絡を頂きました。 桐蔭学園中等教育学校の算数選抜試験で高得点を取り特待生合格されたとのこと。 特待生というと授業料は全額免除です。 素晴らしい! 親孝行な子供だ! 適度にゲームを行い、受験ストレス発散をしながらの合格はあっぱれ! ちょうどそんな日の夕方、最後の稽古が終わったあと、4月から四年生になる息子さんの塾の 事で相談を受けました。四年生から塾に入ると月々40,000円はど。毎年学年が上がるごとに 授業料も上がり六年生では毎月約50,000円。これをどうしたらいいかというお話でした。 塾も生き残りをかけて、早く生徒を取り込みたいのでしょうが落ち着きましょう。 焦る必要はありません。中学受験は「小学五年生から」で十分。 小学生の受験集中は2年間を超えるとストレスがかかり過ぎるのです。 子供は子供なりにストレスに耐えてます。親の思いだけでは桜は咲きません。 今は循環器系内科医として働く我が子もこのストレス発散方法を持ってました。 そんな事を稽古あとにご父兄にお伝えしてました。
頑張る姿
先週27日の日曜日は、坂本派型大会にママ達二人が出場し、一人が優勝+全国大会出場権獲得 もう一人も同じく全国大会出場権を獲得しました。 素晴らしい。人知れず頑張った証です。 2016年、2017年と、上の写真後方で指導してくれていた師範代が2連覇している大会 なので、2019年は3月の予選会に出場予定のママ達とともに、この二人にも是非、全国大会 優勝を目指して欲しいと思います。今回予選会で優勝したママは2017年の全国大会準優勝者 だけに今年は全国大会優勝の最有力候補かもしれません。腰を落とした美しい型を披露して 下さい。大人の頑張る姿は、ただそれだけで、子供達にとって尊敬の念を抱かせるものです。 是非、子供達の為にも頑張って欲しいと思ってます。 さて、そんな日曜日も、変わらぬ稽古がいつも通りに四ヶ所でありました。 床が冷たい小学校の体育館では、育ててもらって当たり前、稽古に送ってもらって当たり前だと 勘違いしている子供達に親に感謝の気持ちを表すことを分かりやすく説明しました。 しかし、どれ程の子供達の心に響いた事でしょう。 空手で健康な身体と、僅かでも親孝行の心を手に入れて欲しいものです。
ロングタイムノーシー
1月末に型の試合に出るママ達、なかなかいい突きの型でした。 このクラスはなんだか新しい子供達が増えて、名前が覚えられません。 このクラスには久しぶりの人が。仕事頑張ってくださいね。 このクラスの女子はダンスをやってて身体が柔らかい。泣くな男子! いつのまにか、このクラスの子供達も背が高くなってました。
今日も1mm
今年1月も、もう11日が過ぎました。 新しい年を迎えてどのような年にしていくか しっかりと目標を立てましたでしょうか? 10センチ高く、走り高跳びを跳ぶには 1日 1mmを目標にして頑張る。その1mmが達成できた自信は、次の1mmの目標に 向かう勇気を生んでくれます。10日で10mm、100日で100mmとなり、目標の 10センチを達成することが出来るのです。 全ては1日1mmの努力を続けるところから 始まります。 自己の目標に、自分のペースで取り組む。自分の1mmを大切に。 子供達に口すっぱく言わなくても、パパとママが目標に向かって頑張っているだけいい。 体力向上や風邪やインフルエンザに負けない丈夫な身体創りだけでなく、それを観ている 子供達に目標達成のためにやり抜く力が身につきます。 さあ家族みんなで生きる力を育みましょう。
今年もあと少し
今年も余すところ、残り5時間。と言っても受験生と受験生を持つご家庭では、そんな悠長な 事は言ってられません。第4コーナーを周り終えて、直線コースでラストスパートです。 中学受験。長男がその道を通ったのはもう17年も前の事。家族でインフルエンザの 予防接種をして、年末年始の娯楽も控えて2月1日に備えたものでした。 マガジンとジャンプが部屋に山積みになっていた漫画大好き学生だった頃、バガボンドを 何冊捨てさせたことか。捨てても捨てても減らない漫画にはほとほと呆れました。 最後には好きにしなさいと、こちらが諦める始末。今から思えば、そんなに漫画を読んでいて よく医者に成れたものだと不思議に思っています。 さて、この空手クラブは、口すっぱく勉強しなさいという変わった空手クラブ。 世の中がどれ程変わったとしても、来年もそこだけは変わらないでしょう。 最後に、この一年、空手クラブの方々が無事に過ごされた事に安堵し、自らの務めをお粗末 ながらも、つつがなくやって来れました事に心より感謝申し上げます。 怠りなまけて、気力もなく100年を生きるよりは、しっかり1日1日を精一杯生きる方が どれほど素晴らしいだろうかと、来年もまた前を向いて子供達に語って行こう。 一年間、多くの方々のご愛顧に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。