サマーキャンプ1日目
今日は、シニア空手の稽古が終わってから、サマーキャンプが始まりました。 平均年齢が71歳のシニアクラス。サマーキャンプの子供達の平均年齢は8歳。 共通してることは、元気いっぱいな事。そんなシニアクラスに来週、81歳男性 の方が見学に来られる予定。このシニアクラスの方々を見ていると、世の中には 50歳を過ぎて元気になる人と、逆に極端に老化が進んでいく人に分かれるようで ここに集う方は明らかに前者なのでしょう。そんな元気さに何かを感じて、また 新しい人達が集まって、大人も子供達も元気の渦が出来る。今日も元気、明日も なお元気。泣いても3分でケラケラ笑ってるから人生が明るくなる。それがいい。 今日のサマーキャンプ1日目も何でこんなに皆、元気なんだろうと思える ほどみんな元気。この元気を観ていると一般部のお父さん、お母さん達が 明るく元気だから、子供達も同じようになるし、お手伝いのママ達もやっぱり 元気。いつの間にか、この空手クラブはそんな集まりになってました。 それがいい。明るく生きるのがいい。さあ、明日は6時半起床。7時から 早朝稽古。朝食の後は代表師範の空手指導講習会と続きます。 この続きは、また明日。
帯のテスト
昨日、9月1日は3箇所で帯のテスト(昇級審査会)を開催しました。 今回は来週7日、8日にサマーキャンプを行うために、催しが続くと 参加人数は少ないだろうと予想してましたが最終的には90名となり ました。特に白帯が多く、新しい方々の挑戦の場となり緊張感のある 審査会だったと思います。 空手は 「人に打たれず 人を打たず 事なきを もととするなり」を 実践する場です。 この事を子供達に浸透させたい。 10年後、20年後、子供達が筋の通った生き方が出来るように、 目先の楽しさに浮かれる事もなく、地道な努力を続けられるように、 心に一本の太い芯が備わって欲しいと願っています。
淑徳巣鴨空手部
今日は朝から体育館の清掃とワックスかけ。 6ケ所目の道場を創る。 そう思って場所探しをして3ヶ月。 ようやく場所が見つかり、そこの ワックスがけをしてきました。 その後はバイクで、とどろきアリーナへ。 今日は極真拳武会の試合に17名が参加。 みんなよく頑張りました。 試合に出る子供達とともに親御さんも興奮し一喜一憂する時間です。 家族で頑張って、家族で応援して、家族で泣いて笑う1日でした。 中学2、3年生軽量級で準優勝した彼は、なかなか勝てなかった時期 があったけど足腰を部活で鍛えることで身体の芯が供わってきた 感じがありました。 他の子供達もシニアクラスに参加したお父さんも よく頑張ったよ。 君達は泣き顔もカッコいい。 悔し涙は成長の証。 私は試合観戦途中で青葉区に戻り、いつもの夕方の稽古指導へ。 今日の拳武会の試合で特に目が留まったのは淑徳巣鴨高1女子の 砂川樹里選手だ。スピードとパワーが3月の空手グランプリの時より 増している。結果は観ずに帰ってしまったが、たぶん断トツのはず。 淑徳巣鴨は1回2時間の稽古を週5日するだけなのに強い。 今の新極真のトップ選手は、だいたい淑徳巣鴨出身だ。 砂川樹里選手はまだまだ強くなる予感がする。 そんな子供達がこの空手クラブからも出てきて欲しいと思って居る。
息抜き
久しぶりに子供達が戻ってきて、あっという間にまた帰ってしまった。 いつまで経っても高校生の頃のままで、まったく何も変わってない。 受験にあくせくしていた小学生の頃が懐かしい。 将来を夢みていた頃の ランドセル姿も目に焼き付いている。 しかし、すべてはあっという間に 過ぎていく。 いつも一生懸命だったかと言うと、そうでもない。 漫画大好き少年は、いつも本屋さんで立読みしていたし、勉強すると 言って自分の部屋に入った途端に、漫画の本を広げていたっけ。 空手と受験で、大変だろうと、漫画だけは大目に見ていたら、図に乗って 勉強が9 で、漫画が1 になっていたから子供は注意して観ておかないと ならない。 脇道と寄り道を繰り返し、回り道、道草で満足してしまうのだ。 ただそれでも、そんな過去を振り返ってみると、いろんな道を辿って来た 結果、いい事も悪い事も、すべてをひっくるめて、人生とはそんなものなの だろうと思う。脇道に迷い込み道草をして、失敗もして、泣いて笑って、 それでも前を向いて生きて行けばいい。 医者になって四年目の夏休み、ずっとリビングで勉強し調べ物をしていたから 逆に心配していたら、循環器の試験があるというのだ。昔は漫画ばっかりだった のにどうした事かと思っていたら、医学の進歩についていく為には必要だという。 へえ、変われば変わるもんだねと思ってパソコンを覗いてみたら漫画だった。 空手も息抜きが必要だし、勉強も息抜きが必要だ。まあ、上手くやってるところは 昔と何も変わってない。
私は私でいい
夏休みに入って鵠沼海岸にある小学校から呼ばれて空手教室を 開催。どこの子供達も元気そのもの。 最後は板を割ってみよう と板割りにチャレンジ。 蹴りよりも正拳の方が痛くないらしい。 そして今日は空手クラブはお休み。 でも新石川は開放し子供たちの遊び場兼稽古場所になりました。 親御さんたちは、まさに今が子育ての真っ最中。毎日が仕事と家庭 の両立で慌ただしい日々だと思います。ただ子供たちはすぐに大きく なり高校、大学、そして就職をして家を出ていきます。一番手の かかった子供が出ていくと、家の中ががら~んとして洗濯物の量も 片づける食器の数も、炊いたご飯の量も減ってしまい、それだけで 溜息が出て、あ~そうだあの子はどうしてるんだろうと思ってしまう ものです。そんな子育て真っ最中のお父さん、お母さんたちへエール を送りたい。 今が大変な時、でもね今が子供たちと一緒に居られる 大事な時なんですよ。 どうぞこの夏休み、大変でも貴重な時間を お過ごし下さい。子供の成長が気になって、他の子供より劣っていた としても、長所も短所も含めて、それがその子自身。その子はそれで いいんだと開き直って生きようじゃありませんか? 算数がダメでも 漢字が書けなくても、かけっこが遅くてもいい。「私は私で胸を張って 生きる。」 どうかそんな子供たちが一人でも増えますように。
精一杯
この1週間で多くの子供達が帰省したり、海外旅行に行ってしまった ので、何だか何となく寂しい気持ちで今日の稽古は始まりました。。 夏休みでも変わらず稽古をやってるからみんな早く戻っておいで。 いつもより少ない人数だけど、暑い中を来てくれた子供達の為に精一杯頑張て ます。 今日も朝から夕方まで4か所で汗を流してきました。 青葉台ではエアコンが壊れ窓を開けて稽古をしていたら、ご近所さんから苦情が。 窓を閉め切って稽古をやっていると蒸し風呂のようなので高台の公園で稽古をしたり 新石川では格闘技エクササイズでは暗闇の中でママ達がストレス発散の汗を出し 切っていたり、みすずが丘のシニアクラスでは元気いっぱいのミット稽古で、皆さん また一層元気になって帰られたり、すすき野では4台の冷風機の中で気持ちいい 汗をかいてみたり。 そんな一日がようやく終わりました。 今日も精一杯の一日でした。 明日も、きっと精一杯。 明後日も、たぶん。 そんな一日を大切に生きて行こうと思って居ます。
出稽古
大学の体育会は剛柔流。 一浪して入った大学のオリエンテーションで楽しい 学生生活を夢見て、いろんな部活を見学していたら、いきなり両肩を抱えられて 連れて行かれた先が空手の道場。1977年は世の中はまだまだ強引でした。 自分でも分からないまま流れに任せていたら私の学生生活は空手一色の日々になって いました。あれから42年。私はまだ空手を続けています。当時の同志社大学の 空手道部は流行りの漫画「ああ、花の応援団」をそのままを実戦していた理不尽な 体罰集団でしかなかったと記憶してます。試合では良くて2回戦。多くは初戦敗退。 せっかく浪人をしてまで入った大学なのに拳立てと腹筋、基本と組手としごき。 娯楽と言えば麻雀。「何かが足らない。」「これでいいんだろうか。」そんな毎日 を送っている時、噂が聞こえて来ました。「邪道空手の道場が新京極に出来たらしい」 行ってみると号令だけが聞こえて中がどうなってるのか分からない。道場が人だかりで 中が見えず熱気ムンムン。その日,興奮して本屋さんで買ったのが「大山倍達 わが空手修行」 大学の空手部はその日を限りに退部し極真会館の芦原英幸先生の道場に移ったのです。 石井先輩、中山先輩、伊藤先輩の指導を受けながら大学を卒業しサラリーマン生活を続け 転勤、結婚、子育てをしながらも空手は続け、神奈川に転勤してからも城西支部で極真を 続け、浜井派を経由し、いまだに仕事をしながら空手修行を続けています。 先日、坂本派の方より型稽古のご案内を頂いたもので7名を出稽古に出させて頂きました。 いい経験をさせて頂けた事に心より感謝です。自分自身いろんな経験をして来たので出稽古 の機会は積極的に皆にも味わってもらおうと思ってます。 井の中の蛙でいて欲しくないのです。 芦原英幸先生がどんな教え方であったのか、石井先輩の教え方の巧さ、中山先輩のバネの ある蹴りはどんな練習で作られて来たのかは自分の記憶と体で感じた衝撃の中にあります。 全ては経験の中で養われるもの。出稽古もそんな経験を増やしていく為のいい機会。 坂本師範、道場スタッフの方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
師匠
子供達は夏休みに入り、中国の子供達は親戚のいる蘇州と上海に一か月 いるらしい。ポーランド系の子はママと、これまた一か月、ポーランド に行ってると連絡があり、そして何人かはハワイに行くので稽古を休みます と連絡をもらいました。それに加えて今日は、青葉台や嶮山でお祭りが あったので、いつもより稽古参加者は少なめでした。 その中で明日から大阪に転居する兄弟が来てくれました。 茶目っ気のある弟くんが手紙をくれました。 「ししょう、からてをおしえてくれてありがとう。」 「ししょう、げんきでね。またおしえてね。」 今、私は吉本の芸人さんの気分です。 可愛い2人の笑顔に感謝です。ありがとう!
キラキラしてる
最近、目につくのは白帯のお父さん、お母さん達の姿です。 毎週土曜日、日曜日に、子育て真っ最中の方々と、すでに子育てを終えて 人生に新たな目標を持って頑張っておられる先輩方が集まって来ます。 皆さん、キラキラしていて何ともいい。 それと子供達にとって大人の方々の頑張っている姿は新鮮に映るようで これまたいい。 大人の真剣な顔、ハリのある声が知らず知らず子供達の心 に生きる力を植え付けているみたいで、これももちろんいい。 単純に子供達にとって親の背中は純粋にカッコイイ。 子供達がキラキラしているのは大人の人達がキラキラしてるからだわ。
愛情
子育てはほんとうに難しい。 御母さん方は育児、子育てをしながら、そしてお父さん方は仕事に追われ、毎月、 少し背伸びをした貯金を続けている。子供が幼稚園に入る頃には知り合いが家を 買ったことが気になって、やがて無理をしてでもマイホームを購入してしまう。 好きでもない仕事も、このローンが足かせになって、辞めるに辞められなくなり 苦労を背負うことになる。そんなおり、ふと振り返ると子供が思い通りに育って いないことに気づいてしまう。子供は泣き叫び、親はなだめすかすので精一杯。 そして子供に同情して、やがて甘やかすようになる。何事も都合のいいように現実を 曲げて観るようになったらおしまいだ。 我が子にいろんなことを教えるよりも 同情する方が楽でいいに決まってる。 そして小学校入学を迎え6年間同情されること しか知らない1年生が生まれてしまう。その子は友達に馴染めずに孤独な毎日を過ご すようになり、やがて不登校。ゲームに浸る毎日を過ごす。両親はお互いの責任を なじりあい次第に不仲になっていく。 同情、甘やかし、そして溺愛は子供の為ならず。 だから私はいつもこう伝えている。 うつむいてはいけない。いつも頭をあげて前をみて生きなさい。世の中を真正面 から見つめなさい。自分で、私はこんな人間だと思ってしまえばそれだけの人間に なってしまう。だから気をつけなさい。 いつもそんな思いを抱きながら空手を 教えている。そして一人一人の目を診ながら、その子のちょっとした成長も 見逃すまいと僅かな事にまで気をもんで診ている。厳しく接した子供には決まって 「よく泣きもせず頑張ったな」と褒めてあげる。子供達は褒められると目が活き活き としてくる。 私はその瞬間に出くわすために回り道を楽しむようにしている。